宮崎県の県庁所在地である宮崎市は、温暖な気候とゆったり流れる時間が魅力の観光都市です。この記事では宮崎市に加え、その周辺都市の魅力的な観光地を紹介します。南国気分を味わえる絶景とご当地グルメを求めて、宮崎市と周辺エリアを旅しましょう。
それでは、宮崎市観光の必須情報であるご当地グルメ・15の代表的観光スポット・おトクな切符・おすすめのホテル、旅館をご紹介していきます。
ご当地グルメ
宮崎牛
宮崎牛は宮崎県で飼育された黒毛和種の和牛のうち、肉質等級4等級以上のものを指します。元々、宮崎県では食用牛の育成よりも素牛出荷をメインとしていましたが、昭和61年に宮崎牛としてのブランドを確立し、全国に知られるブランド和牛生産地となりました。
宮崎牛の味わいの特徴は、均等に広がるサシと程よく締まった赤身のバランスになります。太平洋からの黒潮により、年間を通して温暖な気候の中でのびのびと育った牛は、ストレスを感じにくいため雑味のない美味しい牛に育つのです。実際に、五年に一度開催される全国和牛能力共進会で、史上初となる3回連続で内閣総理大臣賞を受賞するなど、国内屈指の牛肉として評価されています。
国内第三位の和牛飼育頭数を誇る牛肉の名産地である宮崎で絶品の宮崎牛を味わいましょう。
・オススメ店舗
一ツ葉ミヤチク、大淀河畔 みやちく、とんかつ ・しゃぶしゃぶ ミヤチク、焼肉の幸加園 本店、平家の郷 宮崎新別府店、平家の郷 宮崎南館、堀川レストラン とむら(日南市)
宮崎マンゴー
宮崎マンゴーは宮崎の太陽をたっぷりと受けて育ったご当地フルーツです。約30年前にある農家が沖縄からマンゴー栽培の技術を持ち込んだことで県内で栽培が始まり、今では宮崎を代表するブランドとして認識されています。
中でも、糖度15度以上、重量350kg以上、表皮の3分の2以上が赤色の特上マンゴーは「太陽のタマゴ」というブランド名が付けられます。その特徴は、芳醇な香り、ねっとりとした甘さ、口の中でとろけるような食感で、一口食べれば幸せに包まれるでしょう。
初競りでは、二玉で50万円以上の値がつくこともある宮崎マンゴーてすが、宮崎市内ではマンゴーパフェやジュースとして、比較的お手頃に楽しめます。宮崎を代表する絶品フルーツをぜひご当地で味わいましょう。
・オススメ店舗(マンゴースイーツ)
AOSHIMAYA、フルーツ大野、津久見屋果實店(高鍋町)
チキン南蛮
宮崎県民に愛される庶民派ご当地グルメの代表格がチキン南蛮です。延岡市で昭和30年代に開発され、現在では県内全域で食されるようになりました。
チキン南蛮の作り方は、鶏肉に衣を付けて揚げ、そこに南蛮酢と呼ばれる甘いタレを染み込ませます。そこにタルタルソースをかけるタイプと、甘酢だれのみで味わうタイプの2種類を分かれます。鶏肉は、伝統的には胸肉が使用されてきましたが、ジューシーな胸肉を使用する店舗も増えてきました。宮崎県を訪問すれば、様々なタイプのチキン南蛮を制覇したいところです。
チキン南蛮発祥の地・延岡市は宮崎市内から特急列車でわずか一時間です。宮崎市内にも絶品チキン南蛮店は数多くありますか、延岡市まで足を延ばして発祥の地の味を楽しむのがオススメです。
・オススメ店舗
おぐら本店、おぐら 瀬頭店、クレイトンハウス 大島店、グリル爛漫、押川弁当 本店、元祖チキン南蛮 直ちゃん(延岡市)
伊勢海老
宮崎県は知る人ぞ知る伊勢海老の名産地です。日向灘・豊後水道に面する宮崎県は、黒潮の恵みを受けて様々な海の幸が獲れます。中でも、伊勢海老は宮崎県を代表する海産グルメであり、伊勢海老目当てのグルメ達が日本中から集まります。延岡市・日向市・日南市など宮崎全土で質の良い伊勢海老が捕獲され、宮崎市にも新鮮な伊勢海老が運ばれてきます。
ぷりっと見の引き締まった伊勢海老は、極上の甘さと旨味を蓄えており、また、殻や足からは濃厚な出汁が取れます。旬は伊勢海老漁が解禁される9月から初冬の11月までです。この三ヶ月間は「宮崎イセエビいただきマンス」として、県内の旅館やレストランでお得に美味しい伊勢海老を味わえます。宮崎産の伊勢海老を味わいたい方は9〜11月に宮崎を旅しましょう。
・オススメ店舗
磯料理 網元、魚の里 ぎょれん丸、漁師の味 港あおしま、漁師料理 ひで丸、伊勢海老料理 大海(日南市)、びびんや(日南市)
冷や汁
冷や汁は鎌倉時代に誕生したとされる伝統料理で、古くから庶民に愛されてきました。冷や汁の作り方は、鯛や鯵、煮干しなどから取った冷たい出汁に味噌・ごまなどを加え、そこにきゅうり、大葉、豆腐、茗荷などの具材を載せます。ひんやり、さっぱりした冷や汁は暑い時期にピッタリで、熱中症対策にもなります。古くから、夏の農作業の合間に気軽に食べられる料理として重宝されてきました。
冷や汁は元々日本全国で食されていましたが、具材となる魚が豊富に取れることや暑く湿気の多い気候などの影響から、宮崎県で特に広がりました。現在でも、各家庭でそれぞれの味が大切にされています。宮崎の庶民に古くから愛されてきた伝統のご当地グルメをぜひ現地で味わいましょう。
観光名所15選
青島
青島は宮崎市の南東部の青島海岸すぐそばに浮かぶ周囲860メートルの小さな島です。島には弥生橋がかけられており、いつでも渡ることができます。江戸時代には、神聖な場所として入島が禁じられていましたが、現在では宮崎県を代表する観光スポットとして知られ、年間約70万人の観光客が訪れます。
青島最大の魅力は「鬼の洗濯岩」と呼ばれる独特の地形です。長年の浸食により誕生したこの奇岩は、巨大な洗濯板のようであるためこの名が付けられました。また、島内には熱帯域や亜熱帯域に生息する植物が生い茂り、中でもビロウは大群落を形成しています。まるで、南国のような植生は大変貴重であり、国の天然記念物に指定されています。
かつて、新婚旅行ブームに湧いた宮崎の玄関口・青島は、祖父母から孫まで皆で楽しめること間違いなしです。ぜひ、家族旅行でご訪問下さい。
・アクセス JR日南線青島駅下車徒歩約10分
青島神社
青島神社は青島上にある神社で、青島全体を境内としています。神話「海幸彦・山幸彦」の舞台であり、彼らがこの地で結ばれたと伝わります。そのため、縁結びのご利益があると言われており、神社内には恋みくじやハート型の絵馬があります。更に、神社内のいたる所に隠れハートが存在しており、それを探すのも楽しみの一つです。その他にも安産や航海安全のご利益があるとされています。
毎年1月には、はだか祭りが開催され、約300人の若者が極寒の海に下着一枚で入り、禊を行い体を清めます。7月には海をわたる例祭が行われ、氏子たちが神輿を担いで神社周辺の海を練り歩きます。また、プロ野球の巨人軍がキャンプシーズンに必勝祈願に訪れることでも有名です。
宮交ボタニックガーデン青島
宮交ボタニックガーデン青島は青島の西岸に位置する、南国の植物を多数鑑賞できる植物園です。正面ではアコウ並木が訪問客を迎え、その先のロータリーには季節毎の花々が鮮やかに咲き誇ります。
館内最大の見所は1600本もの植物が見られる大温室です。高さ14メートルの室内には国内最大級のマンゴーの木やカカオ、ブーゲンビリアなどが育てられており、年間を通して南国気分を味わえます。大温室内にはシンガポールの植物園と友好関係を結んでいることから、マーライオンが鎮座しています。その他にも、熱帯果樹温室エリアではパパイヤやグアバ、マンゴーなど宮崎で親しまれているトロピカルフルーツやバニラなどの珍しい植物もご展示されています。
園内には宮崎特産のマンゴースイーツを提供するカフェがあり、休憩にもピッタリです。青島、青島神社観光と併せてぜひご訪問下さい。
・営業時間 8:30~17:00
・料金 無料
・アクセス JR日南線青島駅下車徒歩約10分
・ホームページ
堀切峠
堀切峠は宮崎県を代表する絶景スポットです。標高約60メートル程の峠で、眼下には広大な太平洋が広がります。道路沿いのフェニックスが立ち並ぶ様子を目にすれば南国に来たことを実感できるでしょう。また、フェニックス並木の下にははまゆうの花が風に揺られます。フェニックスは宮崎の県木、はまゆうが県花であり、そこに青い空と海が加わる絶景はまさに宮崎県を象徴する風景なのです。また、堀切峠の下には国の天然記念物に指定されている、鬼の洗濯板と呼ばれる波状岩の奇岩スポットが一望できます。
朝陽と夕陽の時間帯は特にオススメで、紅い太陽にフェニックスが浮かびあがる様子は感動的です。車で宮崎を観光する方は、宮崎県屈指のドライブコースを車で爽快に駆け抜けることをオススメします。
・アクセス 【公共交通機関】バス / 宮交シティから日南行きバス35分、堀切峠下車
【車】宮崎市方面から国道220号南下、青島を過ぎて日南方面へ2.5Km程。
宮崎市フェニックス自然動物園
宮崎市フェニックス自然動物園は宮崎を代表する動物園です。園内は、ゾウやチンパンジーなど多種の動物が飼育される動物展示ゾーンと、メリーゴーランドや流れるプールなどがある遊園地ゾーンに分かれます。
園内の見どころの一つが、飼育数日本一を誇るフラミンゴゾーンです。色鮮やかなピンクの羽を持つフラミンゴが約70羽飼育されており、フラミンゴショーも開催されています。また、園内で100メートルほどの距離をゾウが歩くゾウさんのお散歩もおすすめです。間近にゾウが歩く姿は迫力満点で、子供たちも大興奮するに違いありません。その他にも、「ヤギの大行進」や「ペリカンのお食事タイム」「チンパンジーの知能実験」など楽しめるイベントが盛りだくさんです。
動物園は海を望む丘の上に立っているため、南国らしい絶景を楽しむことができます。子どもたちが楽しめること間違いなしであるため、子連れ旅行に特におすすめです。
・営業時間 9:00~17:00
・料金 入園料:大人840円、中学生420円、小学生310円、未就学児無料
・アクセス 【公共交通機関】宮交シティからフェニックス自然動物園行きバス45分、または最寄駅「日向住吉駅」よりタクシーにて10分
【車】一ッ葉有料道路住吉インターチェンジを降りて1分
・ホームページ
宮崎神宮
宮崎神宮は神武さまと呼ばれ、古くから地元の崇拝を集めてきた神社です。初代天皇の神武天皇を祀っており、国家安寧や家内安全、夫婦和合などのご利益に恵まれると言われています。また、神武東征に因んで必勝祈願・合格祈願を願う参拝者も数多く訪れます。
現在の社殿は明治40年に建設されたもので、社殿には全国的にも珍しく杉が使用されています。また、神社内には日本最大で国の天然記念物に指定されているオオシラフジがあります。見頃は4月中旬です。
毎年4月には豊穣を祈る神武天皇祭か執り行われ、流鏑馬が実演されます。また、10月26日には宮崎神宮大祭が行われ、神話の登場人物やミスシャンシャン馬が練り歩く荘厳な御神幸行列は祭り最大の見どころです。お祭りの時期には独特の熱気に包まれるため、この季節を狙って訪問するのもおすすめです。
・営業時間 開門:6:00 閉門:(10月から4月)17:30(5月から9月)18:30
・アクセス JR宮崎神宮駅から徒歩10分
・ホームページ
平和台公園
平和台公園は地元住民の憩いの場です。緑豊かな公園であり、春には桜、夏には蛍、秋には紅葉と季節ごとに自然がもたらす見所に富みます。公園は宮崎市内の高台にあるため、デッキからは市街はもちろん天気が良ければ日向灘まで一望できます。公園内には、当公園のシンボルとなっている1940年建設・高さ37メートルの平和の塔がそびえ立ちます。
園内には、約400体の埴輪が展示されているはにわ園があり古代のムードを味わえます。埴輪の大半はレプリカですが、都原古墳群から出土し、重要文化財に指定されている舟形はにわなどもあり必見ポイントです。
その他、園内にはアスレチック広場や運動広場、人工芝の滑り台、遊歩道、地元食材を使用したレストランなどがあり、一人旅から家族旅行までどんな旅行にもぴったりのスポットです。
宮崎県総合博物館
宮崎県総合博物館は宮崎の歴史、民俗史、自然史などが学べる博物館です。
館内の民家園では、宮崎県内それぞれの地域で発達した独特の民家を4軒鑑賞できます。これらの民家は約200年前に建築され、移築復元されたものです。中でも、旧藤田家住宅と旧黒木家住宅は国の重要文化財に指定されています。
自然史展示室エリアでは、宮崎に住む動植物の生態や地質について剥製などを含めた約8000点の資料により紹介されています。また、歴史展示室では縄文時代や弥生時代の人々の暮らしが、花びら型住居という九州南部独特の住居や土器などを用いて展示されています。その他、全長11メートルのティラノサウルスの模型も展示されています。
宮崎県総合博物館を訪問すれば、宮崎県について詳しくなれること間違いなしです。
・営業時間 9:00~17:00
・料金 無料
・アクセス バス / 宮崎神宮行き終点下車徒歩10分、JR / 宮崎神宮駅より徒歩10分
・ホームページ
道の駅フェニックス
道の駅フェニックスは堀切峠から南に約1キロほどに位置します。館内は一階がおみやげコーナー、二階はレストランになっています。また、日向夏味、マンゴー味、あしたば味など宮崎特産のソフトクリームが販売されており、おすすめです。
道の駅は太平洋に面しており、眼下には鬼の洗濯板が見渡せる絶好のビュースポットでもあります。海岸まで降りる遊歩道を利用して、洗濯板と波の音を間近に感じるのもおすすめです。また、道の駅周辺はフェニックス、ワシントニアパーム、ブーゲンビリア、ジャカランダ、ハイビスカス、はまゆうなどの南国植物が育っており、青い海と空に包まれれば、南国の雰囲気をたっぷりと味わえます。
ドライブの休憩にぜひ道の駅フェニックスをご訪問下さい。
・営業時間 8:30~18:00
・アクセス 宮崎市より県道377号を南方向に約20km約40分
・ホームページ
フローランテ宮崎
フローランテ宮崎は一年を通して、世界各国の花々が鑑賞できる花の天国です。春はバンジー、チューリップ、スイセン、夏はペチュニア、ヒマワリ、秋にはマリーゴールド、ランタナ、冬にはクリスマスローズ、ウメなどが咲き誇ります。その他、食虫植物や多肉植物も鑑賞できます。
一年を通して様々なイベントが実施されており、春のフローラル祭は十万本のチューリップによる彩りにより園内が最も美しくなります。夏には数千個のランタナが夜の暗闇に照らし出されるランタナナイト、秋にはコスモスやマリーゴールドが花壇を美しく染めるサルビアガーデン、冬には夜の園内を華やかに彩るイルミネーションイベントが実施されます。見たいと思うイベントの開催時期を狙っての訪問するのがおすすめです。
・営業時間 午前9時~午後5時
・料金 大人300円、小人150円
・アクセス 【車】宮崎ICから一ツ葉有料道路経由で15分
【電車】JR「宮崎」駅より宮交バス「シーガイア」行きで25分「フローランテ宮崎」停下車すぐ
・ホームページ
綾の照葉大吊橋 綾町
綾町にある綾の照葉大吊橋は長さ250メートル、高さ142メートル、幅1.2メートルの吊橋です。吊橋は綾町に残る日本最大級の原生的な森林の保護を目的として建設されました。1984年に建設された吊橋ですが、2011年に架替えが行われ、足場の一部を網状にすることでよりスリルを感じられるようになりました。
吊橋の対岸には長さ2kmの遊歩道が整備されています。カシやシイ、クスなどが茂っている照葉樹林のマイナスイオンを感じながら散歩できるので、ぜひここまで足を延ばしましょう。また、吊橋のすぐ近くには照葉樹林文化館があり、照葉樹林の木々の特徴や住む動物が紹介されています。
最もおすすめの季節は春です。ツツジやヤマザクラが花を咲かせ、緑一色の照葉樹林に彩りを与えます。
・営業時間 4月〜9月 8:30〜18:00、10月〜3月 8:30〜17:00
・料金 350円
・アクセス【電車】・南宮崎駅からバスで60分
【車】高原ICから約70分
西都原古墳群 西都市
西都市にある西都原古墳群は300基以上の古墳が並ぶ日本屈指の古墳密集地帯です。古墳は3世紀から7世紀に建設されたと推定されています。前方後円墳31基、方墳2基、円墳286基が確認されており、他にも南九州独特の地下式横穴墓も確認されています。地下調査で削平された古墳も判明しており、実際は300より多くの古墳があったと推定されています。古墳の中には内部に入れるものもあるため、見学するのがおすすめです。
毎年11月には西都古墳まつりが開催され、古代衣装をまとった松明行列を楽しめます。また、古墳周辺は宮崎県内を代表する花の名所として知られます。2月には白梅、4月には桜と菜の花、7月〜8月にはひまわり、10月にはコスモスが訪問客を迎えます。美しい花々と古墳の相性は見事であるため、ワンショットに収めた写真の撮影を目指しましょう。
・料金 無料
・アクセス 宮崎駅より「西都バスセンター 西都原考古博物館前経由」行き
・ホームページ
サンメッセ日南
日南市に位置するサンメッセ日南は日南海岸の小高い丘の上に位置するテーマパークです。
サンメッセの一番の見所はイースター島の長老会から許可を得て製造された7体のモアイ像です。4.5メートルあるモアイ像には、それぞれ仕事運や健康運、恋愛運があると言われています。どこまでも続く青い海を背景にモアイ像を見れば、日本にいることを忘れてしまうでしょう。園内にはモアイ像について解説したギャラリーがあるため、モアイへの理解を深めるのもよいでしよう。
また、園内の昆虫展では4500点以上のコレクションの中から季節に応じた展示を行っています。その他にも、青い海の大パノラマを楽しめるレストランや様々な宗教の協力により誕生した地球感謝の鐘、カラフルな7体のヴォワイアン像、地球平和への願いが込められた蝶の地上絵などがあります。見どころたっぷりのテーマパークですので、宮崎市内から足を延ばして訪問しましょう。
・営業時間 9時30分~17時00分
・料金 4歳以上・小学生350円、中・高生500円、大人800円
・アクセス 【電車】JR油津駅から宮崎交通バス宮崎駅行きで20分、モアイ岬下車、徒歩10分
【車】宮崎自動車道宮崎ICから約40km
・ホームページ
鵜戸神宮
日南市に位置する鵜戸神宮は太平洋に面する鵜戸崎岬先端の洞窟内に、朱色の鮮やかな本殿を持つ神社です。地元では鵜戸神宮と呼ばれ、安産祈願や夫婦円満にご利益があるとされます。
鵜戸神宮で必ず行いたいのが運玉投げです。男性は左手、女性は右手で運玉を弾き、亀石上の桝形の穴に投げ入れられると願いが叶うとされます。
毎年3月にはシャンシャン馬道中唄全国大会が開かれます。シャンシャン馬道中唄とは明治時代、新婚の夫婦が神宮に参拝するしきたりの中で歌われた唄を指します。旅の道中に花嫁を乗せた馬を歩かせると、馬に付いた鈴がシャンシャンと鳴ったことからこの名が付けられました。
境内付近の海岸線は波の浸食を受けて形成された海食洞や波食棚に富みます。神宮参拝に合わせてぜひご覧ください。
都井岬 串間市
串間市に位置する都井岬は日南海岸最南端に位置する岬です。岬には白く美しい都井岬灯台がそびえ立ちます。天気が良ければ遠く種子島や屋久島まで見渡すことができます。都井岬先端の絶壁の中腹には御崎神社が鎮座しており、周囲の自生した無数の蘇鉄とのコントラストは壮大です。
岬周辺には国の天然記念物に指定されている日本在来種の馬・御崎馬が野生化して住み着いています。江戸時代に高鍋藩が放牧したものですが、元から粗放に放牧されていたため野生化していきました。青い海とのんびりと暮らす御崎馬を見れば都会の喧騒を忘れられるでしょう。
宮崎市内から都井岬までは一般道で約2時間です。少し遠いと感じるかもしれませんが、せっかく宮崎市に来たのなら宮崎県最南端を目指しませんか?
・アクセス JR日南線串間駅から串間市コミュニティバス都井岬行きで40分、終点下車すぐ
・ホームページ
その他の観光スポット
(宮崎市内エリア)
フェニックス・シーガイア・リゾート、宮崎科学技術館、市民の森、こどものくに、宮崎県総合文化公園
(日南・串間・都城エリア)
・観光スポット
飫肥城跡、志布志湾大黒イルカランド、関之尾滝、高千穂牧場
・道の駅
道の駅 なんごう、道の駅 酒谷、道の駅 都城、道の駅くしま
モデルコース
一泊二日
●一日目
・午前
堀切峠観光→道の駅フェニックス訪問
・午後
青島・青島神社訪問→宮交ボタニックガーデン青島
●二日目
・午前
宮崎市フェニックス自然動物園観光
・午後
平和台公園o宮崎県総合博物館訪問→綾の照葉大吊橋観光
二泊三日
●一日目、二日目
・一日目、二日目
一泊二日の旅程と同様
●三日目
→前日の午後に日南市に移動しておきましょう。
・午前
鵜戸神宮観光→サンメッセ日南
・午後
都井岬訪問
宮崎市までのアクセス
関東から
①飛行機
羽田空港・成田空港からJAL・ANAなどの航空会社が宮崎空港行きの航空便を運行しています。所要時間は1時間40分ほどです。宮崎空港から宮崎市内まではJR宮崎空港線・日豊本線を利用して約15分です。
②新幹線・電車・高速バス
新幹線・在来線を利用する場合、東京駅から宮崎駅まで約9時間かかります。また、東京〜宮崎間直通の高速バスは運行されていないので、博多でバスの乗り換えを行う必要があります。時間・費用の観点から飛行機での移動をおすすめします。
関西から
①飛行機
伊丹空港・関西空港からJALやANAなどの航空会社が宮崎行きの航空便を運行しています。所要時間は約1時間10分です。宮崎空港から宮崎市内まではJR宮崎空港線・日豊本線を利用して約15分です。
②新幹線・電車
新大阪駅から宮崎駅を目指す場合、まず博多駅or鹿児島中央駅行きのぞみ号orみずほ号に乗車し、小倉駅を目指します。小倉駅からは日豊本線を走る特急にちりんシーガイア号、にちりん号、ソニック号などの特急列車を利用して宮崎市を目指します。小倉駅〜宮崎駅を直通する特急列車も僅かに運行されていますが、多くの場合は大分駅での乗り換えが必要です。所要時間は新大阪駅〜宮崎駅間で約7時間です。
また、上記ルート以外に鹿児島中央駅経由・特急きりしま号を利用して宮崎駅を目指すルートもあります。運賃は高くなりますが、所要時間の短縮が図れるケースがあります。
③高速バス
関西発、宮崎行きの直通高速バスは運行されていません。博多での乗り換えが必要です。
④フェリー
神戸港〜宮崎港間を一日一便カーフェリーが運行されています。所要時間は約12時間です。神戸を夜に出発し、宮崎には朝に到着するため、寝ていれば宮崎まで移動できます。船旅を楽しみたい方は、フェリーでの移動をご検討下さい。
お得な切符
日南1デーフリーパス
日南1デーフリーパスはJR宮崎駅〜南郷駅間と宮崎交通バスの宮崎市内〜幸島入口までがフリー区間となる乗車券です。フリー区間内には宮崎市内や宮崎空港、青島、堀切峠、サンメッセ日南など日南海岸沿いの観光スポットが含まれるため、日南海岸観光を考えている方にぴったりな切符です。有効期間は1日間、料金は2000円です。約40店舗の土産物店や飲食店などで割引を受けられます。なお、販売はモバイルチケットのみであるため、ny routeというアプリをダウンロードする必要があります。
宮崎県内路線バス全線 1日乗り放題乗車券
宮崎県内路線バス全線 1日乗り放題乗車券は、宮崎交通が運行する宮崎県内全ての路線バスが乗り放題となる切符です。有効期間は1日間、料金は大人2000円、子供1000円です。購入可能な場所は、宮崎駅バスセンターなどの宮崎交通主要営業所や全国のコンビニなどです。フリー区間内には青島など日南海岸沿いの観光地は勿論、高千穂峡や都城市、延岡市など県内全域をカバーします。宮崎市内を観光したい方はもちろん、県内全域をじっくり旅したい方にオススメの切符です。
おすすめホテル・旅館
(宮崎市内エリア)
・シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート
・ガーデンテラス宮崎ホテル&リゾート
・ANA ホリデイ・イン リゾート 宮崎
・音色香の季 合歓のはな(北郷温泉郷)
(日南海岸エリア)
・南郷プリンスホテル
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