鬼怒川温泉郷は年間200万以上もの観光客で賑わう関東を代表する温泉地です。また、鬼怒川温泉周辺には東武ワールドスクウェアなどの観光施設も充実しており、一人旅から家族旅行まで様々な楽しみ方ができます。
それでは、鬼怒川温泉郷観光モデルコース・10の観光スポット・ご当地グルメ・おトク切符・おすすめのホテル、旅館をご紹介します。
鬼怒川温泉郷観光名所10選
鬼怒川温泉
鬼怒川温泉郷の中心にある鬼怒川温泉。鬼怒川沿いには約40ものホテル・民宿が立ち並びます。東京からアクセスが良いため熱海などと並び、東京の奥座敷と呼ばれます。その歴史は非常に古く、江戸時代にまで遡ります。当時は大名など身分の高い者のみが入湯できる温泉でしたが、明治時代以降一般に開放され現在のような一大温泉地となりました。泉質はアルカリ性で、五十肩、神経痛、健康増進、疲労回復などに効果があるとされています。
・アクセス 【電車】東武鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」下車すぐ
【車】日光宇都宮道路「今市IC」から約20分
東武ワールドスクウェア
東武ワールドスクウェアは東京タワーや国会議事堂などの国内有名建築物に加え、スフィンクスやピラミッド、パルテノン神殿、サグラダファミリア、ピサの斜塔など世界各国の世界遺産や有名建造物を再現したテーマパークです。25分の1縮尺で再現されたそれらの建造物の精巧さに驚くことでしょう。日本にいながら世界旅行をした気分になりたい方はぜひ足を運んでください。
・営業時間 9時~17時(但し、12月1日~3月19日は9時30分~16時)
・料金 大人2,800円、小人:1,400円
・アクセス 【電車】東武鬼怒川線「東武ワールドスクウェア駅」下車すぐ
【車】日光宇都宮道路「今市IC」から約20分
・公式ホームページ
日光江戸村
日光江戸村は江戸時代の町並みや文化などを肌で感じられるテーマパークです。広大な敷地内には、街道や忍者の里、更には武家屋敷などが再現されています。花魁や侍など様々なキャラクターに変身できる着替が用意されており、江戸の住民になりきることもできます。また、忍者のアトラクションや人情ものお芝居が行われており、老若男女楽しむことができます。
・営業時間 9:00~17:00(3月20日~11月30日)、9:30~16:00(12月1日~3月19日)
・料金 大人4,800円、小人2,500円
午後割引→大人4,100円、小人2,100円
・アクセス 東武鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」から江戸村線バス乗車、終点「日光江戸村」下車すぐ
・公式ホームページ
龍王峡
龍王峡は鬼怒川温泉と川治温泉の中間に位置しています。多くの奇岩や滝が連続しており、竜が暴れ回ったような見た目であため、この名が付けられました。このような地形は約2200万年前の海底火山活動により作り出されたと考えられています。龍王峡沿いには約3キロにわたり、ハイキングコースが設けられており、鬼怒川の清流を感じながら散歩できます。
・営業時間 なし
・アクセス 【電車】野岩鉄道会津鬼怒川線「龍王峡駅」下車徒歩約3分
【車】日光宇都宮道路「今市IC」から約35分
鬼怒楯岩大吊橋
鬼怒楯岩大吊橋は全長140mの歩道専用吊橋で、吊り橋ならではの揺れなどスリルを感じながら観光できます。高さが37メートルあり、日光の山々・鬼怒川の清流・温泉郷のホテル街を一望することができます。縁結びの橋とも呼ばれているため、夫婦やカップルでの訪問もオススメです。古釜の滝など近場のスポットと合わせて、ぜひ散策してください。
・アクセス 東武鬼怒川温泉駅下車、徒歩10分
鬼怒川温泉ロープウェイ
鬼怒川温泉山麓駅〜丸山山頂を約4分で結ぶロープウェイです。標高差約300メートルを一気に登るため、山頂駅からは鬼怒川と温泉郷を一望できます。また、鶏頂山や筑波山まで眺むことができ、晴れ渡っていれば東京スカイツリーを見ることもできます。山頂には「おさるの山」があり、猿との触れ合いを楽しめます。家族旅行でも、一人旅でも訪問したい観光スポットです。
・営業時間 9:00~16:00
・料金 大人(中学生以上)1,100円 子供(4歳~小学生) 550円
・アクセス 【電車】鬼怒川温泉駅からタクシーで約5分
【車】日光宇都宮道路今市ICより約20分
鬼怒川ライン下り
船頭による約40分間の迫力満点の川下りを体験できるのが鬼怒川ライン下りです。春にはコンサワ、ムラサキカシオなどの花々、夏には新緑にカスミザクラ、フジなどの花が咲き誇り、秋には美しい紅葉を楽しむことができます。このように四季折々に応じた自然の美しさを感じることができます。事前予約がおすすめですが、空席があれば当日乗船も可能です。
・営業時間 9:00~15:45(1日12便)、4月中旬~11月下旬運行
・料金 大人(中学生以上)2,900円、子供(4才から小学生まで)1,900円、幼児(1才から3才まで)600円
・アクセス 【電車】鬼怒川温泉駅から徒歩約4分
【車】日光宇都宮道路今市ICより約25分
・公式ホームページ
おさるランド 日光さる軍団
おさると演者が繰り広げるショーやおさるのサッカーなど猿を間近でみて、たっぷり触れ合えるのが日光さる軍団です。かわいい小猿と触れ合うことや、劇場隣のさる山ではエサやり体験もできます。このように、特に子供が楽しめる仕掛けが豊富なため、家族連れ旅行には特におすすめのスポットです。
・営業時間 平日 10:00~16:00 土日祝 9:00~16:00
・料金 大人(中学生以上):2,300円、小人(4歳以上):1,100円、障がい者大人1,500円、障がい者小人700円、シニア割引(65歳以上)1,800円
・アクセス 東武鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」から日光江戸村行きバス乗車「おさるの学校前」バス停下車すぐ
・公式ホームページ
湯西川温泉
湯西川温泉は壇ノ浦の戦いで破れた平家の落武者たちが、この地で温泉を発見し傷を癒したという逸話の伝わる由緒ある温泉です。鬼怒川温泉と比較するとこじんまりしていますが、旅館では川魚や鹿・熊などのジビエ料理を楽しめます。また、1月下旬~3月上旬にはかまくら祭が開催され、河川敷には約80のかまくらが作られます。温泉の効能としては不眠やうつ病、筋肉痛治癒などに効果があるとされています。
・アクセス 東武鬼怒川線「鬼怒川温泉駅」から日光交通ダイヤルバスで55分、または野岩鉄道「湯西川温泉駅」から日光交通ダイヤルバスで20分
川治温泉
川治温泉は鬼怒川温泉郷から鬼怒川沿いに12kmの場所にあるこじんまりとした温泉地です。その歴史は江戸時代にまで遡り、当時から旅人や地元住民の癒やしの場となってきました。アルカリ性単純泉であり、神経痛、リウマチ、ケガなどに効能があるとされています。すぐ近くには龍王峡があり、ハイキングを楽しんだあとに川治温泉で疲れを癒やすのもオススメです。
・アクセス 野岩鉄道川治湯元駅下車、徒歩10分
その他の観光名所
その他の観光スポットとして巨大迷路パラディアム、SL大樹・SL大樹「ふたら」、道の駅日光街道ニコニコ本陣、道の駅湯西川、日光人形の美術館、日光竹久夢二美術館、鬼怒川温泉岩風呂、鬼怒川温泉廃墟群などがあります。興味のあるスポットがあれば鬼怒川温泉観光マップを参照にしてぜひご訪問ください。
ご当地グルメ
とちぎ和牛
とちぎ和牛とは栃木県の黒毛和牛のうち品質が上位の限られた最上級の牛のみに与えられるブランドです。その肉質は非常に柔らかく、特に霜降肉は、キメが細かくとろけるような肉の旨みと甘みが口いっぱいに広がります。品評会で何度も日本一に輝いたことがあり、その旨さは折り紙付きです。焼肉・すき焼き・ステーキ・ハンバーグなどどの料理であっても絶品を味わえるとちぎ和牛をぜひお楽しみください。
オススメ店舗
・日光グルマンズ和牛
・Cafe Salon de The OKA
・日光レストランえんや
湯波
日光のゆばは京都の「湯葉」と異なり、「湯波」と表記します。その違いは湯波の折りたたみ方にあります。京都では一重の湯葉であるのに対して、日光では二重に重ねて湯波を完成させます。そのため湯波は京都の湯葉と比べて厚みがあり、大豆の香りや旨味をダイレクトに感じられるのです。また、湯波はたんぱく質、鉄分、カルシウムなどの栄養素が豊富な上に、低カロリーでもあり健康増進に繋がります。
オススメ店舗
・ゆば御膳みやざき
・旬菜蔵せんや
・めし処龍王
・日光ゆば つるや今市店
日本酒
日光には日本酒づくりに欠かせない良質な水が、山々から豊富に溢れ出してきます。その水の特徴は口当たりのよい軟水であり、まろやかな味わいと香りを酒にもたらします。お酒好きの方は、日光のお土産に是非日本酒を購入して下さい。日光地域の代表的酒蔵会社である片山酒造の大吟醸は、日本酒独特のフルーティーな香りと淡麗な味の絶妙なバランスを味わえます。
オススメ店舗
・片山酒造
・渡邊佐平商店
その他のご当地グルメ
●とちおとめ
とちおとめは糖度が高く、かつ程よい酸味があります。また、その特徴を活かしたスイーツ店が数多くあります。
・店舗 日光ストロベリーパーク
あし湯カフェ espo
●バームクーヘン
バームクーヘン工房 はちやでは日光産の卵など地元食材に拘った手作りのバームクーヘンを味わえます。
・店舗 バームクーヘン工房 はちや
●温泉まんじゅう、かりんとうまんじゅう
温泉といえば温泉まんじゅうを思い浮かべる方も多いと思います。鬼怒川温泉にも美味しいまんじゅう屋がありますので、ご紹介します。
・店舗 栄屋製菓
まんじゅう処おおあみ
御菓子処青柳
モデルコース
日帰り旅行(家族旅行)
・午前
東武ワールドスクウェアor日光江戸村散策
・午後
鬼怒川ライン下りを体験→鬼怒楯岩大吊橋観光→鬼怒川温泉入浴
日帰り旅行(一人旅)
・午前
龍王峡散策
・午後
鬼怒川温泉ロープウェイ乗車・観光→鬼怒楯岩大吊橋観光→鬼怒川温泉入浴
一泊二日旅行
●一日目
・午前
東武ワールドスクウェアor日光江戸村散策
・午後
鬼怒川ライン下りを体験→鬼怒楯岩大吊橋観光→湯西川温泉or川治温泉or鬼怒川温泉宿泊
●二日目
・午前
龍王峡散策
・午後
おサルランド 日光さる軍団観光→鬼怒川ロープウェイ乗車・観光→鬼怒川温泉入浴
交通アクセス
東京都内から鬼怒川温泉までの交通アクセスについて記載します。
電車
・東武鉄道
東武鉄道の特急列車「スペーシア号」「リバティ号」を利用すれば、浅草駅〜鬼怒川温泉駅間を約2時間で移動できます。直通列車のため乗り換え不要で、早く楽に移動したい方にオススメです。
東武鉄道の普通列車のみを利用しても移動可能です。所要時間は3時間〜3時間30分です。運賃は特急利用時と比べて1500円ほど安くなります。とにかく費用を抑えて移動したい方は普通列車利用の移動をご検討下さい。
・JR
JR新宿駅から特急「スペーシアきぬがわ」に乗車すれば乗換なしで鬼怒川温泉駅に移動できます。(池袋駅、大宮駅、浦和駅など経由)全席指定席で、所要時間は約2時間です。ただし、JR線と東武鉄道線を直通運転するため、運賃はやや高くなります。
普通列車のみでJRの都内各駅から移動する場合は栗橋駅で東武鉄道線に乗り換えるのがオススメです。所要時間は約3時間となります。
・新幹線
新幹線を利用する場合は、東北新幹線を利用して宇都宮駅まで移動、そこからシルクエクスプレス(シャトルバス)に乗車します。所要時間は約2時間です。
高速バス
東京駅八重洲南口から1日1便鬼怒川温泉行きのバスが運行されています。運賃はおおよそ2500円、所要時間は約3時間30分です。
車
自家用車で鬼怒川温泉まで移動する場合は、東京ICから首都高速で川口JCTへ、川口JCTから東北自動車道で宇都宮ICまで移動します。その後日光宇都宮道路経由で約15分車を走らせると今市ICに到着します。更に、そこから約20分で鬼怒川温泉に到着です。
おトクなきっぷ
まるごと鬼怒川東武フリーパス
まるごと鬼怒川東武フリーパスは鬼怒川温泉・川治温泉・湯西川温泉間の鉄道とバス、更に鬼怒川温泉郷周辺のテーマパークを周遊する循環バスが乗り放題となる切符です。東武鉄道各駅で購入でき、浅草駅で購入すれば4830円、越谷駅購入であれば4580円です。切符には発券駅〜下今市駅間の往復乗車券が含まれます。有効期限は4日間です。
まるごと日光・鬼怒川東武フリーパス
まるごと日光・鬼怒川東武フリーパスは鬼怒川温泉エリアのフリー区間に加え、日光東照宮・中禅寺湖や華厳の滝・湯本温泉などの奥日光エリアもフリー区間として加えられたおトクなきっぷです。東武鉄道各駅で購入でき、浅草駅で購入すれば6320円、越谷駅購入であれば6190円です。有効期限は4日間です。
ゆったり会津東武フリーパス
まるごと会津東武フリーパスは鬼怒川温泉エリアのフリー区間に加え、会津田島・湯野上温泉・芦ノ牧温泉・会津若松などの会津エリアもフリー区間として加えられたおトクなきっぷです。有効期限は4日間です。料金はフリーエリアの区間により、値段が異なりますので詳細は以下をご確認ください。
今までに紹介した3つのおトク切符では、飲食店や土産物店の割引など、優待を受けることもできます。
おすすめホテル・旅館・民宿
鬼怒川温泉での宿泊におすすめの宿泊施設をご紹介します。
・鬼怒川温泉 あさや
・大江戸温泉物語 鬼怒川御苑
・鬼怒川温泉 鬼怒川プラザホテル
・鬼怒川ロイヤルホテル
・鬼怒川温泉 ホテルサンシャイン鬼怒川
・鬼怒川金谷ホテル
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