透き通るような美しい川に多数の沈下橋がかかる四万十川。日本最後の清流とも呼ばれる四万十川の雄大な流れは唯一無二の美しさを誇ります。また、四万十の清流は豊かな生態系を生み出し、鰻・鮎など清流のグルメをもたらします。どこか懐かしい日本の原風景と清流のグルメを求めて四万十川へ旅に出ませんか?
ご当地グルメ
鰻
四万十川では古くから清流の苔を食べて育つ鰻の漁が盛んに行われてきました。現在ではめっきり数が減り、幻とまで称されるようになった四万十の天然鰻ですが、その味を追い求めて日本各地から食通が集います。
一方、四万十川周辺では鰻の養殖も盛んです。養殖の場合は四万十川河口で鰻の稚魚を捕獲し、四万十産の川のりなどを混ぜた特製の餌を与えて育てます。
天然うなぎと養殖鰻には味わいに大きな違いがあります。天然鰻はぶりっとした野生らしい歯ごたえと溢れ出す濃厚な脂の旨味が、養殖鰻はふっくら柔らかく脂が乗った上品な味わいが特徴です。一方、両者とも四万十の清流で育つため全く臭みはありません。また、値段は養殖鰻のほうが安価です。四万十川流域には、天然鰻・養殖鰻の両方を味わえる店があるのでぜひ食べ比べて見てください。
・おすすめ店舗
四万十屋・さこや・季節料理 たにぐち・いちもん家(四万十市)、うなきち(四万十町)
鮎
鰻と並ぶ四万十川を代表する川の幸が鮎です。毎年6月頃に鮎漁が解禁されます。初夏の鮎は産卵をするために川を登るため「上り鮎」、晩秋の鮎は産卵を終え海へ帰るため「落ち鮎」と呼ばれます。
一般的に鮎の味わいを決めるのは、餌である苔の質だと言われます。水質の悪い場所で育つ苔を食べれば、鮎そのものも臭みを持つのです。四万十の鮎は、ミネラル分をたっぷり含む清流の苔を食べて成長します。そのため、四万十川の鮎は「香魚」とも称される鮎の香りと味わいを最大限に感じることができるのです。
鮎の旬は初夏の上り鮎と言われますが、晩秋の落ち鮎もさっぱりとした味わいで飽きることなく何匹も食べられます。鮎の旨味を存分に楽しめる塩焼きにして、ぜひご賞味ください。
・おすすめ店舗
四万十屋・いわき食堂(四万十市)
四万十牛
四万十牛は四万十川中流域の西土佐地区で育てされた、出産を経験していないメスの黒毛和牛のみに与えられるブランドです。年間50〜100頭余りした出荷されないため、幻の和牛とも呼ばれます。
四万十牛最大の特徴は、サッパリとした口溶けの良い脂身と噛むたびにジューシーな肉の旨味が溢れ出す赤身です。口に入れた瞬間、脂の甘味と赤身の肉汁が口の中に混じり合い幸せに感じるでしょう。この味わいを生む秘訣は、地元で採れた稲藁と四万十川の清らかな水です。また、人や車の往来が殆ど無い地域でストレスを感じずに育つため味わいに雑味がありません。神戸市の品評会でも優秀賞を受賞した、清流に育てられた絶品牛をぜひご賞味ください。
・おすすめ店舗
四万十牛本舗 焼肉よこやま(四万十市)
四万十ポーク
四万十ポークは高知県内の豚肉シェア45%を誇る四万十町で育てられた豚です。四万十ポークには主に米・芋・麦をそれぞれ餌として与えられた米豚・芋豚・麦豚などの種類があります。四万十産の仁井田米などを与えられた米豚はもっちりとした食感が、芋豚や麦豚は脂の甘さが特徴です。また、ミネラル・ビタミン・必須アミノ酸などを豊富に含み、栄養価も抜群です。
四万十町内には、四万十ポークどんぶりを提供する町内15店舗が集まり、「四万十ポークどんぶり街道」というキャンペーンを実施しています。ポークどんぶりは各店舗によって特徴が異なり、カツや角煮・ステーキ・山菜入り丼などそのバリュエーションは豊富です。複数店舗をはしごして、様々なポークどんぶりを味わいましょう。
・おすすめ店舗
ゆういんぐ 四万十・洋食堂 ケルン・味覚(四万十町)
仁井田米
仁井田米は四万十町の窪川地区・仁井田地区周辺で栽培された高知県内屈指のブランド米です。「にこまる」「ヒノヒカリ」などが主な品種となっています。また、一般的なお米の栽培法と比べて農薬を半分以下に抑えた減農薬特別栽培法で栽培されています。
仁井田米の特徴はその香り高さです。特に、古来種の一種「香り米」がブレンドされたお米は、匂いを嗅ぐだけで普通のお米とは一味違うと理解できるでしょう。また、炊いた米には上品な甘みがあり、冷えたあとも旨味と香りが損なわれません。米の食味ランキングで特Aランクに何度も選出されたり、「日本一おいしいお米」の受賞を受けるなどその美味しさは保証済みです。清流四万十川の恩恵を存分に受けて育った仁井田米をぜひご賞味ください。
四万十川とは
四万十川は高知県西部を流れる全長196kmの四国内最長の河川です。四国カルスト南東の不入山に源流があります。
四万十川本流には大規模なダムが建設されていないため、「日本最後の清流」「日本三大清流の1つ」とも称されます。川には鮎・うなぎ・ゴリ・テナガエビ・ウグイなど様々な生物が生息し、古くから漁業が盛んに行われてきました。また、四万十川沿いはお米を始め、栗やお茶の生産が盛んに行われてきました。透き通るような清らかな水と豊かな生態系、どこか懐かしさを覚える人々の暮らしなど、清流・四万十川で都会の喧騒を忘れる旅に出ませんか?
なお、四万十川の流れは一見緩やかに見えますが、突然水深が深くなる場所や流れが急になる場所があります。橋から川への飛び込みは絶対にお辞めください。
四万十川観光スポット
沈下橋
沈下橋とは、増水時に川に沈むことを想定して造られる簡易的な作りの橋です。高さは通常の橋よりかなり低く、欄干はありません。この理由は、欄干を無くすことで川が水中に沈んだ際の水の抵抗を減らし、橋が濁流に流されることを防ぐためです。
四万十川では昭和30年代〜40年代にかけて多くの沈下橋が建築され、現在も支流を含めて47の沈下橋が存在します。雄大な四万十の大自然に自然と溶け込むその美しい景観から、高知県は1993年に生活文化遺産として保存することを決定しました。なお、沈下橋は地元の方の生活道路であるため、迷惑にならないように節度ある行動を心がけましょう。
以下に四万十川各所にかかる沈下橋を地域別にまとめたので、興味の湧いた沈下橋を訪問しましょう。
佐田沈下橋・三里沈下橋・高瀬沈下橋
四万十川下流域(中村駅〜江川崎駅間)の中村駅側にある沈下橋を3つご紹介します。四万十市街から最も近くアクセスも良好なので、どこに行こうか迷ったらこの3つの沈下橋を検討しましょう。
佐田沈下橋…(四万十市)四万十川最下流にある沈下橋です。全長291mは沈下橋の中で最長を誇ります。また、四万十市内の中村駅からは車で15分、自転車で35分と数ある沈下橋の中で最もアクセスが良く多くの観光客で賑わいます。
三里沈下橋(四万十市)…中村駅から車で20分の場所に位置する全長145mの橋です。佐田沈下橋に次ぎ下流から2番目に位置します。中村駅からレンタサイクルで1時間未満なので、佐田沈下橋と三里沈下橋を四万十の風を感じながらサイクリングするのがおすすめです。
高瀬沈下橋(四万十市)…全長232mの四万十川で3番目の長さを誇る沈下橋です。5月下旬~6月上旬にはゲンジボタルを観察できます。
勝間沈下橋・口屋内沈下橋・岩間沈下橋
四万十川下流域(中村駅〜江川崎駅間)の江川崎駅側にある沈下橋を3つ紹介します。江川崎駅でレンタサイクルを借り、合計6つの沈下橋を眺めながら四万十市街まで向かうコースは、四万十の清流と大自然を思うがままに感じられます。距離は40kmほど・アップダウンは殆ど無いので、体力に自身のある方は是非チャレンジしてください。
勝間沈下橋(四万十市)…全長171mの橋で、釣りバカ日誌のロケ現場となったことでも知られます。四万十川の沈下橋の中で唯一、三本の橋脚を持つ珍しい形状の橋です。
口屋内沈下橋(四万十市)…全長241mの四万十川第二位の長さを誇る橋です。2010年に橋が崩落しましたが、21年には約10年ぶりに全面復旧しました。
岩間沈下橋(四万十市)…パンフレットやポスターで紹介されることも多い全長182メートルの四万十を代表する沈下橋です。江川崎駅から車で10分、自転車で25分です。
半家橋・新谷橋・向山橋
四万十中流域(江川崎駅〜四万十町)にある沈下橋を3つご紹介します。予土線の列車が四万十川に沿ってのんびりと走ります。列車と沈下橋の美しいコントラストのワンショットを狙ってみてください。
半家橋(四万十市)…全長124mの沈下橋で、江川崎駅から2番目に近い橋となります。(最寄りの橋は中半家沈下橋。)半家の読みは「はげ」と呼びます。急流の中に架かる橋のため川の迫力を感じられます。
新谷橋(四万十町)…全長84mの沈下橋です。平成9年には加山雄三夫婦がポスターのモデルを務めたJRフルムーンポスターの撮影地となりました。
向山橋(四万十町)…全長60mの沈下橋です。四万十町市街から最も近く、窪川駅から車で約20分、最寄りの打井川駅からは徒歩30分です。向山橋付近は急流であるため、アーチ状の独特の形状をしています。
一斗俵沈下橋・久万秋橋・高樋橋
四万十町よりも上流に位置する沈下橋を3つご紹介します。四万十川源流の旅を行う方は是非これらの沈下橋にも足を運んでください。
一斗俵沈下橋(四万十町)…1935年に建設された四万十川で最も歴史のある長さ61mの沈下橋です。国の有形文化財に登録されています。
久万秋橋(中土佐町)…全長49mの四万十川第二番目の沈下橋です。近くには土佐の名水40選の選出された久万秋の湧水があります。
高樋橋(中土佐町)…全長32mの四万十川最上流域に位置する四万十川の中で最も短い沈下橋です。下流域と比較すると川幅が随分狭くなるため、それに伴い沈下橋の長さも短くなります。また、幅は1.5mしかないので、車は通行できません。
海洋堂 ホビー館 四万十(四万十町)
海洋堂 ホビー館 四万十は世界的なフィギュアメーカー「海洋堂」のフィギュアコレクション8000点が展示されている博物館です。ゴジラ・ガンダム・北斗の拳・エヴァンゲリオンなど父母や祖父母世代懐かしのアニメフィギュアや、映画「ジュラシックパーク」の撮影で実際に使用された恐竜や巨大帆船「カタロニア」のフィギュアが展示されています。その他にも、動物・食玩・ガチャポン・ガレージキットなどあらゆるジャンルのフィギュアが揃います。
館内にはジオラマ体験教室や主に高知出身の漫画家の作品が集められた漫画コーナーが設置されています。また、時期ごとに特別企画展が開催されているため、ぜひホームページをチェックしてください。一人旅にも家族旅行にもぴったりな海洋堂 ホビー館 四万十をぜひご訪問ください。
・営業時間 10:00~18:00、11月~2月/10:00~17:00
・料金 高校生以上 800円/小中学生 400円/幼児無料
・アクセス 【公共交通機関】予土線「打井川駅」から徒歩1時間10分もしくはバス(日祝のみ運行)「学校上(ホビー館)」下車
【車】四万十町中央ICから車で約30分
・ホームページ
海洋堂かっぱ館(四万十町)
海洋堂かっぱ館は海洋堂 ホビー館から車で5分の場所に位置するかっぱミュージアムです。四万十産の杉や赤土を使用して造られた趣のある外観をしています。ミュージアム内には、世界中から集まったかっぱ作品が1700点収容されており、その内約550点は常設展示されています。また、館外ではチェーンソーアーティストによるユニークなかっぱ作品が楽しめます。
館内にはかっぱグッズが並ぶショップや「四万十かっぱ塾」と呼ばれるかっぱ人形たちが暮らす古民家があります。また、時期によっては様々な体験イベントが開催されているので、ご興味があればぜひご参加ください。
かっぱ館横には四万十川の支流・打井川が流れ、今にもかっぱが出現しそうなほどの大自然の中で川遊びができます。ホビー館と合わせてぜひかっぱ館をご訪問ください。
・営業時間 10:00~18:00、11月~2月/10:00~17:00
・料金 大人500円、子供300円
・アクセス 海洋堂ホビー館四万十から車で5分、徒歩15分
・ホームページ
屋形船 四万十の碧(四万十市)
屋形船 四万十の碧は、佐田沈下橋・三里沈下橋という2つの沈下橋を巡る遊覧船です。透き通る水と緑豊かな大自然、周囲の景色と一体化する沈下橋など、清流四万十川の醍醐味を存分に味わえます。1時間おきに船は運航され、乗車時間は約50分です。また、屋根付きのため雨の心配はいりません。
四万十の碧は年中無休です。爽やかな風が感じられる春、新緑に彩られる初夏、最も水の透明度が高くなる冬と四季折々の魅力に溢れます。四万十の鰻重や鮎の塩焼き、特製弁当が注文可能なので、船上で優雅に味わうのも良いでしょう。民家や道路がほとんど見えない大自然の中を航行する四万十の碧をぜひご利用ください。
なお、大人数での参加の場合は屋形船貸し切りも可能です。また、四万十の伝統漁法の見学プランなどもあるため、興味のある方はぜひお申込ください。
・営業時間 【4月~9月】9:00~17:00 【10月~3月】9:00~16:00毎時00分発(50分間)
・料金 大人2000円、子供1000円
・アクセス 四万十市内より国道441号で北へ約15分の川平分岐を左折し約3分
・ホームページ https://www.shimanto-ao.com/
藤井山 五智院 岩本寺(四万十町)
藤井山 五智院 岩本寺は四国八十八ヶ所霊場の第三十七番札所です。そもそも四国八十八ヶ所霊場とは、空海にゆかりのある四国内の寺社88箇所を指します。古くから八十八ヶ所全てを巡ると煩悩が取り除かれると伝えられ、毎年多くの人が四国中の霊場を巡るお遍路の旅に出ます。
岩元寺は四万十川流域では唯一となる八十八ヶ所霊場です。約1300年前に桓武天皇の勅令を受けた行基により開創されました。後に空海が1つだった社殿を5つに分けたことで土佐屈指の自社となり、大いに栄えたと伝わります。
岩本寺の見どころの一つが、本堂の天井を彩る575枚の絵です。絵は1978年に本堂を新築した際に全国から公募で選出されました。花鳥風月の絵に混じり往年の米女優マリリン・モンローの絵があるので、ぜひ探してみてください。
・営業時間 7:00-17:00
・アクセス 【公共交通機関】JR「窪川」駅より徒歩約10分 7:00-17:00
【車】中土佐ICより車で約45分
トンボ王国・トンボ公園(四万十市)
トンボ王国は年間を通して80種以上のトンボを観察できる自然公園です。世界初のトンボ保護区であり、日本で最も多種のトンボが観察できます。ネアカヨシヤンマ、ヒメサナエなど全国的に珍しい種も多数生息しており、トンボ保護活動において重要な役割を担っています。また、フジツツジ・ハイビスカス・ハナショウブ・スイレンなど季節ごとに花々が公園内で咲き誇ります。
トンボ王国内には自然史博物館「学遊館あきついお」が併設されています。館内はとんぼ館とさかな館に分かれ、とんぼ館では日本に生息するトンボの殆ど全種類にあたる200種の標本が展示されています。さかな館ではアカメやタナゴなど四万十川に住む100種類以上の魚と、ピラルクやアロワナなどの海外の魚たちも展示されています。
・営業時間 09:00~17:00
・料金 学遊館あきついお→大人:880円中・高生:440円小人:330円
とんぼ公園は入場無料
・アクセス 【公共交通機関】土佐くろしお鉄道具同駅から徒歩20分
【車】高知道四万十町中央ICから国道56号経由52km1時間
・ホームページ
四国カルスト(梼原町・津野町)
四国カルストは高知県と愛媛県にまたがる、標高1000〜1500mのカルスト台地です。日本三大カルスト台地の1つに数えられます。広大な原野の中に白い石灰石が点在する独特の景観が見られ、別世界にやってきたような感覚に陥るでしょう。
四国カルスト内屈指のビュースポットが五段高原です。標高1455mの最高点からは、白い石灰石の向こう側に石鎚山を始めとする四国連山や土佐湾が望めます。また、高原では牛がのんびりと放牧されており、都会の忙しい日常を忘れられるでしょう。
また、四万十川の源流域はカルスト南部の不入山のあります。四万十川源流点まで旅をして、そのまま四国カルスト中心部まで向かう旅行コースもおすすめです。四国屈指の高原ドライブスポット・四国カルストをぜひご訪問ください。
・アクセス 高知自動車道 須崎東ICより約1時間10分
足摺岬(土佐清水市)
足摺岬は四万十川観光の中心地・四万十市から車で50分の場所に位置する四国最南端の岬です。高さ80mの断崖の上にある2箇所の展望台からは太平洋の大海原が望めます。遙か彼方の水平線は丸みを帯び、地球が丸いことを実感できるでしょう。岬には国内最大規模の白亜の灯台・足摺岬灯台があり、1914年から太平洋を見守ってきました。
岬周辺はカツオや鯖が多数生息する絶好の好漁場であり、特に土佐清水で獲られる鯖は「清水サバ」として全国的にも有名です。市内には、新鮮な清水サバやカツオのたたきを味わえる店が沢山あるので、岬訪問時にはぜひ味わってください。
岬周辺には白山洞門、四国八十八ヶ所霊場の第三十八番札所・金剛福寺、足摺岬温泉郷などの観光スポットがあるのであわせてご訪問ください。
・アクセス 【公共交通機関】土佐くろしお鉄道中村駅下車、高知西南交通バス「足摺岬」(乗車約1時間40分)
【車】四万十町中央ICから車で約2時間20分
足摺海洋館 SATOUMI(土佐清水市)
足摺海洋館 SATOUMIは約350種15,000点の生物が展示されている水族館です。館内最大の見所は土佐の豊かな海の環境を再現した「竜串湾大水槽」です。水槽にはブダイをはじめイシダイやメジナなど土佐に住む魚たちが展示されています。
また、アマゴやアカメなど四万十川に住む川の魚たちや、かつて四万十川に住んでいたニホンカワウソの近縁種・ユーラシアカワウソなどが展示されている「足摺の原生林コーナー」も必見です。
その他にも、水族館近隣の竜間串の奇岩を再現したプールやナマコやヒトデに触れられるタッチングコーナーがあります。また、ウミガメへの餌やり体験なども可能なので、ご興味があればホームページをチェックしてください。
・営業時間 9:00~17:00
・料金 入場料 大人1,200円、小学生~高校生600円(未就学児は無料)
・アクセス 【公共交通機関】高知西南交通 バス停「竜串海洋館前」下車
【車】宿毛駅から国道321号を通り土佐清水市方面へ車で約45分
・ホームページ
ジョン万次郎資料館(土佐清水市)
ジョン万次郎資料館は、幕末に漂流の末アメリカに渡り、後に日本の国際交流の礎を基いたジョン万次郎についての記念館です。海の駅あしずり内にあり四万十市内からは車で約45分です。
ジョン万次郎は1827年に現在の土佐清水の貧しい漁師の元に生まれました。14歳のとき漁の最中に遭難し、無人島生活で143日間の生活を送ることになります。その後、アメリカ船に救助されたことから米国へ渡り、最新鋭の学問や技術を身に付けました。帰国後は日米和親条約の締結に尽力するなど日本の国際交流の礎を築きました。
展示館では波乱万丈の人生を過ごした万次郎の生涯について、ジオラマや資料を通して学ぶことができます。万次郎少年像が設置されているので、記念に万次郎と写真をとりましょう。
・営業時間 8:30~17:00
・料金 大人:440円、小中学生:220円、小学生未満:無料
・アクセス 土佐くろしお鉄道中村駅よバスで約45分
・ホームページ
足摺海底館(土佐清水市)
足摺海底館は昭和47年にオープンした中国・四国地方唯一の海底館です。海底展望室は入り口から続く64段の螺旋階段を降りた海底7mにあります。展望室には直径約60cmの丸窓が16個取り付けられており、サンゴ礁の中を泳ぐメジナやハリセンボン・熱帯魚・タコなどが観察できます。ちなみに、天候が悪く魚が観察できない時は入場券が割り引かれます。また、足摺海洋館とセットのお得な入場券が発売されているので、海洋館と併せての訪問がおすすめです。
海底館そばには長年の波と海風の侵食により形作られた奇岩スポット・竜串海岸があります。ありのままの大自然を楽しめる足摺宇和海国立公園エリアを、四万十観光と併せてぜひお楽しみください。
・営業時間 9:00~17:00
・料金 大人900円/小人4歳~高校生まで450円
・アクセス 【公共交通機関】土佐くろしお鉄道中村駅より車で約45分土佐くろしお鉄道中村駅より西南交通バスで「足摺海底館前」下車、徒歩約8分
【車】四万十中央ICより車で約90分
・ホームページ
その他の観光名所
・観光名所
安並水車の里(四万十市)、延光寺(宿毛市)、柏島ビーチ(大月町)、入野海岸(黒潮町)、久礼大正町市場(中土佐町)
・道の駅
道の駅 よって西土佐(四万十市)、道の駅 四万十とおわ(四万十町)、道の駅 四万十大正(四万十町)、道の駅 あぐり窪川(四万十町)、道の駅 布施ヶ坂(津野町)、道の駅 なぶら土佐佐賀(黒潮町)、道の駅 めじかの里 土佐清水(土佐清水市)
モデルコース
一泊二日
●1日目
・午前
佐田沈下橋・三里沈下橋観光→四万十の鰻を食す
・午後
屋形船 四万十の碧乗船→四万十の宿でのんびり宿泊
●2日目
・午前
足摺岬訪問→ジョン万次郎資料館観光
・午後
足摺海洋館 SATOUMI観光→足摺海底館観光→(アシズリテルメ宿泊)
二泊三日
●1日目、2日目
一泊二日の際の旅程と同様、2日目はアシズリテルメ宿泊
●3日目
足摺岬から四万十町へ移動→海洋堂ホビー館四万十・海洋堂かっぱ館観光→向山沈下橋観光
お得切符
四万十・宇和海フリーきっぷ
四万十・宇和海フリーきっぷは、高知駅から四万十川沿いのフリー区間を経由して松山駅(またはその逆)まで片道乗車が可能なお得きっぷです。フリー区間はJR宇和島駅〜土佐くろしお鉄道窪川駅間、窪川駅〜土佐くろしお鉄道宿毛駅間、宇和島自動車線の宇和島〜宿毛間となっています。有効期限は4日間、料金は大人5040円・子供2520円です。特急列車が利用できるため、観光地間の移動もスムーズに行えます。また、四万十・宇和海フリーきっぷ購入者は駅レンタカーを格安で借りれます。
松山・高知・四万十川を一度に観光できる大変お得な切符なので、高知・愛媛周遊旅行を計画している方はぜひご購入ください。
土佐くろおでかけ切符
土佐くろおでかけ切符は窪川駅〜宿毛駅間の普通列車が1日間乗り降り自由となる土日祝日限定発売のお得切符です。フリー区間内には四万十川下流域と足摺観光の拠点となる中村駅や、四万十川上流域観光の拠点となる窪川駅が含まれます。料金は大人500円・子供300円です。窪川〜宿毛間を通常料金で移動すると1630円かかるため、大変お得であることがわかります。発売場所は中村駅・宿毛駅・土佐くろしお鉄道窪川駅などです。四万十・足摺を公共交通機関で旅する方は是非ご購入をご検討ください。
四万十までのアクセス
関東から(四万十市まで)
①飛行機
関東から四万十川の玄関口・四万十市まで向かう場合、飛行機利用が最もおすすめです。空路の場合、まずは羽田空港から高知龍馬空港まで向かいます。所要時間は約1時間30分です。空港からはシャトルバス(30分)で高知駅へ向かい、高知駅からは特急あしずり号を利用すれば約1時間40分で四万十市の中心駅・中村駅へ到着します。羽田空港〜中村駅の所要時間は5時間〜6時間です。
②新幹線
中村駅まで新幹線と列車で向かうこともできます。この場合、東京駅から博多行きのぞみ号に乗車(3時間20分)して岡山駅で下車します。岡山駅からは高知駅行きの特急南風号に乗車し、高知駅で中村駅行き特急あしずり号に乗り換え中村駅へ向かいます。(一部岡山駅から中村駅を結ぶ直通列車があります。)岡山駅から中村駅までの所要時間は約4時間20分、東京駅〜中村駅の所要時間は約8時間です。
関西から
①飛行機
空路で四万十市まで向かう場合、伊丹空港・関西空港から高知龍馬空港行きの飛行機を利用します。所要時間は約40分です。空港からはシャトルバス(30分)で高知駅へ向かい、高知駅から特急あしずり号(1時間40分)に乗車すれば四万十市の中心駅・中村駅へ到着します。伊丹・関西空港からのトータル所要時間は4〜5時間です。
②新幹線・列車
新幹線で四万十市の中心駅・中村駅まで向かう場合、新大阪駅などからのぞみ号orひかり号を利用して岡山駅へ向かいます。岡山駅から中村駅までの移動方法は関東からの場合と同様ですので、上をご参照ください。
③高速バス
京都・大阪・神戸〜四万十市を結ぶ直通夜行バス「しまんとブルーライナー」が毎日運行されています。大阪梅田〜中村駅間の所要時間は約8時間です。朝早くに四万十へ到着したい方、旅費を少しでも抑えたい方にはおすすめです。
おすすめホテル・旅館
(四万十市エリア)
・四万十の宿
・ホテルサンリバー四万十
(江川崎エリア)
・ホテル星羅四万十
(足摺岬エリア)
・アシズリテルメ
(四国カルストエリア)
・星ふるヴィレッジTENGU
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