城崎温泉は関西有数の人気と歴史を誇る温泉街です。冬には蟹を求めて多くの観光客が押し寄せるなどグルメにも恵まれます。癒やしと絶品グルメを求めて城崎へ旅に出ましょう!
ご当地グルメ
但馬牛
但馬牛とは兵庫県で育成された黒毛和牛の中で、血統・肉質等級など厳しい基準をクリアした牛のみに与えられるブランドです。更に、但馬牛からより厳格な基準をクリアした和牛には神戸牛のブランドが冠せられます。
但馬牛は日本の黒毛和牛のルーツとしても知られ、日本の黒毛和牛の99.9%に田尻号という但馬育ちの種牡牛のDNAが含まれています。また、但馬牛は神戸牛や松阪牛、近江牛、飛騨牛など全国各地のブランド和牛の素牛としても知られます。
但馬牛の味わいは、赤身の中に良質で美しい「サシ」がしっかり入っているため、肉の旨味の中に程よい脂の甘みが感じられます。全国の黒毛和牛の素となった、和牛のルーツ・但馬牛を是非現地でご賞味ください。
・おすすめ店舗
いろりダイニング三國、城崎町家地ビールレストラン グビガブ、焼肉瑞苑、レストランブーケ(養父市)
香住蟹・松葉蟹
日本海に面する兵庫県北部は蟹の絶好の漁場であり、中でも城崎から電車で約30分の香住は日本屈指の蟹の水揚げ港として知られます。香住では主にベニズワイガニとズワイガニの2種が水揚げされ、ベニズワイガニは香住蟹のブランド名で、ズワイガニは松葉蟹のブランド名が冠されます。
香住蟹はみずみずしい身と上品な甘み、松葉蟹はギュッと詰まった身と濃厚な甘みが特徴です。また、松葉蟹の漁解禁日が11月6日、一方香住蟹の解禁日は9月であるため、香住蟹はカニの本格シーズン到来前に味わえるのも嬉しいポイントです。また、毎年9月中頃には香住ガニ祭りが開催されカニ汁や焼きガニなどのカニ料理を楽しめます。
城崎温泉では絶品の蟹が香住から運ばれ、各旅館で提供されます。ぜひ、香住蟹・松葉蟹の両方を食べ比べてみてください。
・おすすめ店舗
かに寿司 大黒屋、お食事処 山よし、大幸商店、海鮮レストラン かに八代 れんが亭(香美町)
出石そば
城崎温泉から車で約30分の豊岡市出石は40軒以上の蕎麦屋が軒が連ねる蕎麦処です。出石蕎麦のルーツは江戸時代に遡り、蕎麦の名産地である信州上田藩主・仙石氏が出石へ国替えした際にそば職人を連れてきたことで蕎麦文化が定着したとされています。
出石蕎麦最大の特徴は皿そばスタイルで提供される点です。通常は1注文で5皿が提供され、1皿2口〜3口程度で完食できるので、関西風のカツオとコンブの濃厚なダシにくぐらせれば、10皿・20皿ペロッと食べることができます。食べたお皿を積み重ねて箸の高さ以上となれば成人男性一人前と言われるので、是非チャレンジしてみましょう。
毎年4月第3日曜日には出石城で出石名物そば喰い大会が開催されます。そば好きの方は是非参加してはいかがでしょうか。
・おすすめ店舗
出石皿そば近又、甚兵衛そば、出石そば処 桂、そば処 出石城、出石蕎麦 沢庵、出石皿そば たくみや、出石手打ち皿そば 左京、天通
日本海の海鮮
日本海に面した兵庫県北部では蟹はもちろん、他にも新鮮な魚介類が数多く水揚げされます。中でもハタハタは全国水揚げ量トップを誇る兵庫県北部を代表する魚です。旬は2月〜4月で、多くが一夜干しとして加工されます。身離れがよく、適度に脂が乗った上品な味わいですので是非ご賞味ください。
ハタハタ以外にもホタルイカの漁獲量は日本一を誇ります。富山県で有名なホタルイカですが、城崎から程近い浜坂は日本屈指のホタルイカ水揚げ漁港です。旬は3月〜5月で春を告げる海の幸として知られています。ややサイズは小ぶりですが、その分味は濃厚でプリプリした食感がたまりません。
ハタハタ、ホタルイカ以外にも但馬では数多くの鮮魚が水揚げされます。城崎温泉街では新鮮な日本海の幸を使用した海鮮丼を提供する店舗が多数あるので是非味わってください。
・おすすめ店舗
おけしょう鮮魚の海中苑 本店、をり鶴、城崎街道 海の駅、ヤマヨシ 旬鮮市場、KAN-ICHI(香美町)
コウノトリ米
コウノトリ米とは城崎温泉が位置する豊岡市の象徴・コウノトリを育む自然豊かな環境下で栽培されお米です。豊岡市では絶滅危惧種であるコウノトリの野生復帰を支えるために、化学肥料や農薬に頼らない豊かな生態系を持つ田んぼの醸成に力を入れています。このような田んぼでは、秋に田んぼの生物のために米ぬかや堆肥を撒き、早くも冬には水を張ります。このことにより生物多様性が生まれ、肥沃で美味しい米を生む肥沃な田んぼが育つのです。
コウノトリ米の味の特徴は、やわらかく粘りが強いことにあります。炊きあがりから24時間後も食味に変化がないほどで、その力強い美味しさは他の米と比べ突出しています。豊かな生態環境下で育った無農薬のお米を是非豊岡でご賞味ください。
観光スポット
城崎温泉外湯めぐり
城崎温泉は関西を代表する名湯です。国内屈指の歴史を誇る温泉であり、629年に傷ついたコウノトリが治癒していた場所から温泉が湧いたという開湯伝説が残ります。近代では、志賀直哉の小説「城の崎にて」の舞台としても知られます。
大谿川沿いに柳並木が立ち並ぶ美しい温泉街には老舗旅館が軒を連らねており、川に架かる太鼓橋から温泉街を眺めればタイムスリップしたような感覚に陥ります。城崎温泉では浴衣に下駄履きが正装とされており、浴衣姿で街を歩けば風情を尚更感じられるでしょう。浴衣レンタル店も複数あるので、ぜひご利用ください。
そんな城崎温泉最大の特徴は7つの外湯です。7つの湯は泉質や湯加減などそれぞれ全く異なる特色を持っています。外湯は端から端まで歩いても僅か20分であるため、温泉のはしごには最適です。また、城崎温泉街には気軽に利用できる足湯が5箇所設置されており、疲れを癒やすのにおすすめです。
・アクセス JR城崎温泉駅下車すぐ
以下に7つの外湯をご紹介します。
一の湯
一の湯は城崎温泉の中心に位置し、自然の岩盤を削って作られた岩盤風呂が有名です。歌舞伎座を連想される立派な外観をしており街中でもよく目立ちます。
一の湯と言う名は、江戸時代に儒医・香川修徳が一の湯を天下一の風呂と称賛したことに由来します。合格祈願や交通安全をもたらす開運招福の湯としても知られます。城崎温泉を代表する名湯で夕方には混雑するため、午前中の訪問がおすすめです。
・営業時間 7:00~23:00
・休業日 水曜日
・料金 大人:700円、小人:350円
鴻の湯
鴻の湯は城崎7つの外湯の中で最も歴史のある湯です。1400年前にコウノトリがこの湯で傷を癒やしたと伝わるためこの名が付きました。城崎温泉中心部からはやや外れ、閑静なエリアに佇みます。
内風呂と外風呂がありますが、緑に囲まれ落ち着いた雰囲気の外風呂は特におすすめです。近くには温泉たまごを作れるスポットもあります。夫婦円満や不老長寿を招くと言われる城崎最古の湯をぜひご利用ください。
・営業時間 7:00~23:00
・定休日 火曜日
・料金 大人700円、 小人350円
まんだら湯
まんだら湯は御堂を模したエメラルドグリーンの唐破風様式屋根を持つ印象的な外観をしています。温泉寺の開祖である道智上人が、八曼陀羅経と呼ばれるお経を唱えたところ湧き出した温泉と伝わります。
外湯の中では比較的コンパクトな湯で、バリアフリー設備が整えられています。また、内湯がジャグジー風呂となっているのも大きな特徴です。一生一願の湯と言われるので、どうしても叶いたい願いがある方は是非ご入浴ください。
・営業時間 15:00~23:00
・定休日 水曜日
・料金 大人700円、 小人350円
御所の湯
御所の湯は南北朝時代に後堀河天皇が入湯されたためこの名が付きました。京都御所を連想される外観をしており、城崎温泉内でも際立ちます。美人の湯とも呼ばれ、女性客から特に人気の湯となっています。
館内には但馬の自生種であるキンキマメザクラなどの植栽が施されています。また、2020年にリニューアルを行い全面露天風呂になりました。名物の滝を見ながら開放感溢れる入浴をしたい方はぜひご訪問ください。
・営業時間 7:00~23:00
・定休日 木曜日
・料金 大人700円、 小人350円
柳湯
柳湯は城崎のメインストリートである柳通り沿いにあります。中国の西湖から移植した柳の根元に湯が湧き出したと伝わるためこの名が付きました。館内は内湯が1つあるのみで、7つの外湯の中では最もコンパクトです。また、他の外湯と比べると湯の温度が高いため、寒い冬の日にはぴったりです。
子授けの湯とも呼ばれるため、お子様を授かりたい方は入湯してはいかがでしょうか。
・営業時間 15:00~23:00
・休業日 木曜日
・料金 大人700円、 小人350円
地蔵湯
地蔵湯はこの湯の源泉から地蔵尊が出てきたと伝わるためこの名が付きました。玄武洞をイメージした六角形の窓枠があしらわれ、和モダンな外観となっています。温泉には広めの内湯と2階の家族風呂があります。また、2階に広々とした休憩所が設けられています。
衆生救いの湯とも呼ばれ、古くから地元の庶民に愛されてきました。現在も地元町民の利用率が他の外湯と比べて高いため、ローカルな雰囲気を味わえます。
・営業時間 7:00~23:00
・定休日 金曜日
・料金 大人700円、 小人350円
駅舎温泉 さとの湯
駅舎温泉さとの湯は城崎温泉駅すぐの好立地にあります。外湯唯一の平成生まれです。最新の温泉らしくドライサウナ、ミストサウナ、ハーブの香りがする湯、ハマームレストなど様々な温泉を楽しめます。また、三階の露天風呂からは四季折々の円山川の景観を望めます。入り口には無料の足湯が設置されていますので、併せてお楽しみください。
駅チカであるため、城崎での一番風呂や帰り間際の電車の待ち時間での利用にもおすすめです。
・営業時間 13:00~21:00
・定休日 月曜日
・料金 大人800円、小人400円
城崎マリンワールド
日本海に面する城崎マリンワールドは、但馬地方を代表する水族館で、約300種の海の生き物が飼育されています。「水族館以上」をテーマに掲げ、普通の水族館にはない新たな体験・発見を提供してくれます。
城崎マリンワールド最大の特徴は10の多様なライブショーを行っている点です。イルカショーを始め、ドドのダイビングやアシカのロッククライミングなど様々なショーが実施されています。
また、他の水族館にはない体験として、アジの魚釣りがあります。フィッシングという専用の施設内で、放流されているアジを釣り上げます。簡単に魚を釣れるため、釣り未経験者にもおすすめです。そして、釣ったアジはその場で天ぷらにして味わえます。もちろん、エサや竿は用意されているので持参不要です。ぜひ、家族旅行や友人との旅行など皆で盛り上がりましょう。
・営業時間 9:00~17:00
・料金 大人2,470円、小中生1,230円、幼児(3歳以上)620円
・アクセス 【電車】JR「城崎温泉駅」より全但バス約10分
【車】播但連絡道路又は北近畿自動車道路「和田山IC」から車約70分
・ホームページ
玄武洞公園
玄武洞は円山川沿いにある国の天然記念物の指定されている洞窟です。玄武洞の名は江戸時代の儒学者・柴野栗山が伝説上の動物・玄武になぞらえて命名しました。周辺には青龍洞、白虎洞など多数の洞窟があり、それらを合わせて玄武洞公園と総称されます。
玄武洞は、もともと160万年前の火山活動により誕生した大きな割れ目で、そこから良質な採掘しやすい岩が採り出されたことで、現在の巨大な洞となりました。切り出された岩は城崎温泉を流れる大谿川の護岸や豊岡の石積みなどに使用されています。
洞窟内には、無数の柱状節理が作り出す亀甲模様の天井や石柱があり、マグマが作り出す自然の造形美に圧巻されるでしょう。中学校の教科書に出てくる玄武岩という岩の名前の由来にもなっており、地質学上においても玄武洞は重要な存在なのです。
・営業時間 9:00 ~ 17:00
・料金 無料
・アクセス JR「豊岡駅」より車で約10分、JR・全但バス玄武洞駅前から渡し舟を利用約5分
城崎温泉ロープウェイ
城崎温泉ロープウェイは温泉街から標高231mの大師山を約7分で結ぶロープウェイです。頂上からは城崎の美しい温泉街、日本海、円山川を望めます。紅葉の時期は、紅く染まる山々と温泉街のコントラストがたまりません。頂上にはみはらしテラスカフェがあるので、壮観な風景を眺めながら一息つくのはいかがでしょうか。
ロープウェイには中間駅があり、そこには城崎温泉の開祖である道智上人が建立した温泉の守護寺・温泉寺があります。また、温泉寺に残る鎌倉時代の仏教文化財や、円山川周辺で発見された縄文時代の遺跡の出土品を展示した城崎美術館もあります。他にも城崎の冬の味覚・蟹を供養するかに塚があります。
ロープウェイは20分間隔で運転されます。なお、毎月第2・第4木曜日は運休日となりますのでご注意ください。
・営業時間 始発 9:10〜 のぼり最終 16:30〜
・料金 【山頂往復】大人910円、小人460円
・アクセス JR城崎温泉駅から徒歩約20分
・ホームページ
兵庫県立コウノトリの郷公園
城崎温泉から車で約20分の場所に位置する兵庫県立コウノトリの郷公園は、コウノトリの野生復活・増殖に取り組む施設として1999年に開設しました。
そもそも、コウノトリは1971年に豊岡盆地で目撃されたのを最後に国内では絶滅していました。その後、1985年にソ連からコウノトリを6羽譲り受けて人工繁殖を行い、2005年に野外に放鳥、2007年には野外繁殖に成功させ個体数増加を図ってきました。現在では、国内の野生生息数は300羽を超えるまでになりました。
コウノトリの郷公園ではコウノトリが50羽以上飼育されており、間近で観察することができます。施設内にはコウノトリの生態や豊岡の豊かな自然環境について展示を行う豊岡市立コウノトリ文化館もあります。かつて日本の空から姿を消したコウノトリの雄姿をぜひご覧ください。
竹野海岸
野崎温泉から車で約15分の場所に位置する竹野海岸は、年間約50万の訪問客で賑わう但馬を代表するビーチです。遠浅で海水浴に適することから、7月上旬~8月下旬に海水浴場として営業を行っています。ビーチ東側には岩場があるため、磯遊びも可能です。
竹野海岸は山陰海岸ジオパークに属する海岸であり、東西約800mにわたりきめ細かな白い砂がビーチを覆います。水質・透明度ともに高く日本の渚100選や快水浴場100選、日本の水浴場55選に選出されています。
毎年7月下旬には竹野海上花火大会が開催され、コウノトリにちなんだ花火など約2000発が打ち上げられます。1970年から続く花火大会には県内外から約5万の観衆が押し寄せ、賑わいを見せます。
・アクセス 【電車】JR竹野駅から徒歩15分
【車】北近畿豊岡自動車道但馬空港ICから約25km
出石の町並み・辰鼓楼
出石は但馬の小京都とも呼ばれる、美しい町並みを持つ城下町です。城崎温泉から車で30分の場所に位置します。古事記や日本書紀にも登場する歴史ある町で、かつては但馬の中心として大いに栄えました。
そんな出石の象徴が辰鼓楼です。辰鼓楼は明治4年に制作された日本で二番目に古い時計台で、時計本体の高さは13m、時計を支える石垣が5mあり、根本からの高さは18mとなります。
町内には、明治34年開業で近畿最古の芝居小屋である出石永楽館やかつて出石の町を治めた出石城跡などが立ち並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。また、伝統工芸品の出石焼の生産でも有名です。出石町内では購入はもちろん、焼付体験ができる店舗もあります。
・アクセス 【電車】JR「豊岡駅」より全但バス「出石営業所」下車、徒歩約5分
【車】北近畿豊岡自動車道「八鹿氷ノ山IC」より約10km
・ホームページ
竹田城跡 朝来市
竹田城は標高353メートルの古城山に築かれた城で、城崎温泉からは車で約1時間です。虎が伏せたようにも見えるため別名・虎臥城とも呼ばれます。約400年前に廃城しましたが、当時の石垣がほぼ完璧に残っており、技術の高さを感じられるでしょう。
竹田城跡最大の見所は雲海です。雲海の中に佇む竹田城址のまるで雲の中を浮いているように見え、その景観は言葉にならないほど幻想的です。そのたま、天空の城・東洋のマチュピチュとも呼ばれます。雲海発生には、よく晴れていること、昼夜の寒暖差が大きいこと、風がないことなど複数の条件が揃う必要があります。9月から11月の日の出前から午前8時頃までが最も雲海が出現しやすいため、訪問にはこの時期と時間帯を狙いましょう。
・入山時間 [3/1-5/31]8:00-18:00(最終登城17:30)
[6/1-8/31]6:00-18:00(最終登城17:30)
[9/1-11/30]4:00-17:00(最終登城16:30)
[12/1-翌年1/3]10:00-14:00(最終登城13:00)
・料金 [観覧料金]大人500円、中学生以下無料
・アクセス JR播但線・竹田駅から徒歩約25分、JR山陰本線・和田山駅からタクシーで約20分
・ホームページ
神鍋高原
神鍋高原は城崎温泉から車で約40分の場所にあり、その中心には標高469mの神鍋山があります。神鍋山は近畿で最も新しい火山として知られており、頂上には深さ40mの噴火口が残ります。山頂まで徒歩30分と、手軽に登山が楽しめるのでぜひ山頂を目指しましょう。
神鍋高原は四季を通して様々なアクティビティやイベントを楽しめる高原でもあります。特に冬場は、「アップかんなべスキー場」「奥神鍋スキー場」「Manbaスキー場」という3つのスキー場があるため、多くのスキー客で賑わいます。春や夏にはパラグライダーが盛んになり、初心者でも安心して楽しめるような体験飛行が実施されています。その他にも、敷地面積33,000㎡を誇る神鍋高原キャンプ場があるので、家族や仲間とBBQで盛り上がるのも良いでしょう。
・アクセス JR山陰本線「江原駅」下車。駅前から全但バス1番乗り場の神鍋方面行き乗車。約25分で神鍋到着。
余部橋梁 香美町
余部橋梁は山陰本線・余部駅すぐにある1912年建設の鉄道用橋梁です。かつては東洋一とまで讃えられた鉄橋でしたが、老朽化の影響で架け替えが行われ、2010年にコンクリート製の橋へと生まれ変わりました。かつての鉄橋は、その一部を再利用した展望施設「空の駅」として生まれ変わっています。「空の駅」へはエレベーターを利用することで、楽々と到達可能です。
余部鉄橋「空の駅」からは雄大な日本海を背景に走る列車を見られるため、絶好の鉄道撮影スポットとなっています。鉄道ファンの方でなくても思い出に写真撮影はいかがでしょうか?特に、特急はまかぜ号の撮影がおすすめです。また、かつての線路上を歩けるため、子供が喜ぶこと間違いなしです。
・営業時間 午前6時から午後9時30分
・料金 無料
・アクセス JR山陰本線餘部駅横
湯村温泉 新温泉町
湯村温泉は平安時代開湯と伝わる、城崎温泉と並ぶ兵庫県北部を代表する温泉地です。春来川を中心に約20軒の旅館が立ち並ぶ温泉街が形成されています。
日本屈指の高熱温泉として知られ、荒湯と呼ばれる元湯の温度は98℃になります。荒湯で温泉卵を茹でて食すのは湯村温泉の定番であるため、是非チャレンジしましょう。また、湯村温泉全体では毎分2300リットルもの源泉が湧き出すため、温泉周辺の各家庭にも配湯されています。泉質は弱アルカリ性でややトロッとした肌触りであり、神経痛・筋肉痛・関節痛など多様な症状に効能があるとされています。
温泉街には、春来川沿いに無料足湯が設置されています。また、13種類の風呂や温水プールが楽しめる日帰り温泉施設・リフレッシュパークゆむらなどで気軽に温泉を楽しむこともできます。
・アクセス 【電車】浜坂駅からバスで約25分
【車】生野北ICから車で約105分
その他の観光名所
(城崎温泉エリア)
・観光スポット
城崎文芸館、日和山海岸、温泉寺
(城崎以外の豊岡市内エリア)
・観光スポット
玄武洞ミュージアム、出石明治館、安国寺、植村直己冒険館
・道の駅
道の駅 神鍋高原
(豊岡市以外のエリア)
・観光スポット
天滝(養父市)、猿尾滝(香美町)、たじま高原植物園(香美町)、リフレッシュパークゆむら(新温泉町)、新温泉町山陰海岸ジオパーク館(新温泉町)、にしとも かに市場(香美町)
・道の駅
道の駅 あまるべ(香美町)、道の駅 村岡ファームガーデン(香美町)、道の駅 但馬のまほろば(朝来市)、道の駅 ようか但馬蔵(養父市)
モデルコース
一泊二日
●1日目
・午前
出石の町並みと辰鼓楼を観光→昼食に蕎麦を味わう
・午後
城崎温泉ロープウェイ乗車→城崎マリンワールド観光→城崎温泉の旅館に宿泊
●2日目
・午前
兵庫県立コウノトリの郷公園でコウノトリを鑑賞
・午後
玄武洞観光→城崎温泉の7つの外湯の中から気になる温泉に入浴
二泊三日
●1日目、2日目
一泊二日の際の旅程と同じ
●3日目
・午前中
神鍋高原でアクティビティを楽しむ
・午後
竹野海岸観光→余部鉄橋観光
城崎までのアクセス
東京から
①飛行機
城崎温泉最寄りの空港はコウノトリ但馬空港です。しかし、関東からコウノトリ但馬空港へ向かう直通便は運行されていません。そのため成田・羽田空港から伊丹空港へ向かい、伊丹空港でコウノトリ但馬空港行き便に乗り換えましょう。成田・羽田〜伊丹間の所要時間は、約1時間20分、伊丹〜コウノトリ但馬空港間の所要時間は約35分です。なお、伊丹〜コウノトリ但馬空港間は1日数便しか出ていないので時間にご注意ください。
成田・羽田〜伊丹間を飛行機で移動し、伊丹から鉄道を利用して城崎へ向かうこともできます。順路は、伊丹空港→大阪モノレール蛍池駅で阪急電鉄線に乗り換え→阪急電鉄宝塚駅でJR線に乗り換え→JR宝塚駅から特急こうのとり号乗車→城崎温泉駅となります。
②新幹線・電車
新幹線・電車を利用して城崎へ向かう場合は、東京駅から新大阪・博多行きの新幹線に乗り京都駅で下車します。京都駅からは特急・きのさき号に乗車して城崎温泉駅へ向かいます。東京駅〜城崎温泉駅間の所要時間は約5時間です。
③高速バス
東京〜城崎温泉間の直通便はありません。高速バスを利用する場合は、京都または大阪で下車し、城崎温泉行き高速バスまたは特急列車に乗車しましょう。
大阪・京都から
①電車
大阪から電車で城崎へ向かう場合は福知山線経由の城崎温泉駅行き特急こうのとり号を利用します。所要時間は約2時間30分です。京都からの場合は、城崎温泉駅行き特急きのさき号を利用します。所要時間は約2時間20分です。
②高速バス
大阪〜城崎温泉間を結ぶ高速バスが全但バスにより毎日複数便運行されています。所要時間は約3時間20分です。特急列車の利用と比較すると料金は大幅に抑えられるので、リーズナブルに旅行したい方におすすめです。
③車
最寄りのICから中国道・吉川JCTへ向かいます。吉川JCTからは舞鶴若狭自動車道経由、新北近畿豊岡自動車道を利用して八鹿氷ノ山ICを目指します。 八鹿から城崎までは一般道(国道312号線)で約50分です。
お得な切符・お得な旅の仕方
ゆめぱ
ゆめぱは城崎温泉の7つの外湯が入り放題となるお得チケットです。料金は大人1300円、子供650円です。外湯全てを通常料金で利用すると大人の場合5000円になるため大変お得です。2つ以上の外湯をはしごする場合はこのチケットを購入しましょう。各外湯で販売されているので、入浴前に購入しましょう。
たじまわる
たじまわるは全但バスが運行している但馬地方の各観光地をお得にまわれる周遊バスです。複数のルートで運行されており、城崎温泉・城崎マリンワールド・出石・コウノトリの郷公園・玄武洞・竹田城跡などコース毎に巡る観光地に違いがあります。季節ごとに周遊コースが変化するので、ホームページをチェックください。料金は500円であり、すべてのコースに車内ガイドが付きます。運行は土日祝日のみのためご注意ください。
おすすめ旅館・ホテル
(城崎エリア)
・西村屋本館
・西村屋ホテル招月庭
・大西屋水翔苑
・大江戸温泉物語 きのさき
(湯村温泉エリア)
・井づつや
・湯快リゾート 湯村温泉 三好屋
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