【稚内観光の全て!】観光スポット15選・ご当地グルメ5選!稚内アクセスにおすすめ旅館も!

北海道

稚内は日本最北端の街であり、一般人が訪問可能な国土の最北端・宗谷岬を有します。また、オホーツク海に浮かぶ礼文島・利尻島は日本最高峰の雲丹や昆布が採れるグルメ王国でもあります。最果ての地の絶景と贅沢な海鮮グルメを味わいに稚内へ旅に出ませんか?

ご当地グルメ

利尻島生雲丹

利尻島は北海道に数ある雲丹の産地の中でも、特に極上の雲丹が収穫されます。その秘密は旨味成分たっぷりの利尻昆布を餌としていることにあります。一口味わえば、とろけるような食感と濃厚な甘味が口に広がり、その美味しさに感動をおぼえるでしょう

利尻島産の雲丹は大きくエゾバフンウニとキタムラサキウニの2種に大別されます。中でも、エゾバフンウニの旨さ・甘さは極上で醤油をつける必要すらありません。値段も破格ですが、金額に見合うだけの感動を味わえること間違いなしです。

雲丹の旬は6月〜8月です。毎年、利尻富士町ではお盆頃に「ウニウニフェスティバル」が開催され、焼き雲丹などの雲丹料理を味わえます。また、利尻島まで向かう予定のない方でも、稚内で利尻産生雲丹を味わえるのでぜひご賞味ください。

・おすすめ店舗

樺太食堂、漁師の店、海鮮処 かふか(礼文島)

利尻昆布

利尻昆布とは利尻島をはじめ、稚内や礼文島など北海道最北部の海で採れる昆布を指します。特に天然物の利尻産・礼文産の昆布は味わい・風味が他の産地のものと比べて圧倒的であるため、非常に高値で取引されます。中でも京料理との相性は抜群とされ、高級料亭で提供される会席料理の出汁として重宝されています。

もし利尻島まで足を延ばすなら、利尻昆布をふんだんに使ったラーメンが自慢の「利尻らーめん味楽」を訪問しましょう。新鮮で濃厚な昆布だしの旨味がたっぷり詰まったラーメンは、利尻でしか味わえないと最果ての地にもかかわらず全国から客が殺到します。北海道を代表するご当地ラーメンを求めてぜひ味楽をご訪問ください。

・おすすめ店舗

利尻らーめん味楽(利尻町)

猿払のホタテ

稚内市から車で約一時間の猿払村は、ホタテ漁獲量日本一に何度も輝いた日本一のホタテの町です。稚内でも美味しいほたてを味わえますが、日本一のほたてを求めて猿払村まで行くことをおすすめします。

猿払のホタテは稚貝を海に放流して、約4年間自然の中で成長させてから漁獲します。4年もの歳月をかけて育った貝は、しっかりとした繊維を有しているため歯ごたえ抜群で、濃厚な甘みと旨味が口の中で爆発します。一度口にすれば、日本一と呼ばれる猿払のホタテの旨さを存分に理解できるでしょう。

猿払村内にはほたての直売所かあり、現地価格でほたてを購入することができます。また、村内の道の駅やレストランでは王道の刺し身や醤油焼きはもちろん、ホタテ丼やほたてカレー、ほたてラーメンなども味わえます。

・おすすめ店舗

さるふつまるごと館 (猿払村)、海鮮炉端 うろこ亭、間宮堂、北の味心 竹ちゃん

宗谷黒牛

宗谷黒牛は宗谷丘陵にある宗谷岬牧場で飼育されるブランド牛です。子牛の時から宗谷岬牧場で一貫生産される牛は、広大な牧場の中でストレスなく育ちます。また、牛の餌となる自家製の牧草には農薬や化学肥料が一切使われていないので、安心安全の牛肉となっています。

宗谷黒牛は赤身が特に美味しい牛肉として知られます。たっぷり牧草を食べて育つため余計な脂肪分が付かず、赤身らしい深くてコクのある味わいとなります。宗谷黒牛おすすめの部位はサーロインです。宗谷黒牛らしい赤身の旨みはもちろん、さらっとした優しい脂の甘味が加わりそのハーモニーがたまりません。宗谷岬牧場では、北海道産の食材にこだわった宗谷黒牛ハンバーグも発売しているのでぜひ現地でご賞味ください。

おすすめ店舗

アルメリア・ゲストハウス、車屋 源氏

天塩産しじみ

道内屈指のしじみの名産地と知られる天塩町は、稚内市から車で約一時間の場所にあります。天塩町のしじみ漁の最盛期は7月頃で、雄大な天塩川からヤマトシジミと青シジミという2種のしじみが漁獲されます。中でも青シジミは、濃厚なエキスが詰まった絶品しじみですが、漁獲量が非常に少なく高価で取引されます。

天塩産しじみ最大の特徴はその大きさです。最低でも2cm以上なければ漁協天塩支所からは出荷されず、特大サイズともなれば3cm以上の大きさがあり度肝を抜かれます

天塩町内では濃厚な天塩産しじみの旨味がたっぷり詰まったしじみラーメンが味わえます。カルシウム・亜鉛・鉄・カリウムなど栄養と旨味抜群の天塩産しじみをぜひ現地でご賞味ください。

・おすすめ店舗

ドライブインてしお

観光スポット

宗谷岬

宗谷岬は北緯45度に位置する日本最北端の地です。ロシアが実効支配する南樺太の西能登呂岬までは約43kmしかないため、晴れた日にははっきりその姿を確認できます。

岬の一角には北極星をかたどった「日本最北端の地の碑」があります。また、江戸時代の冒険家で蝦夷・樺太の測量を行った間宮林蔵の像が設置されているので、旅の思い出として一緒に写真を撮影しましょう。その他にも、世界平和を願う2つの平和の鐘や宮沢賢治文学碑などこの地に縁のある碑や像が数多く設置されています。

岬周辺には、日本最北の灯台である宗谷岬灯台が設置されています。他にも、日本最北の郵便局や店、バス亭、ガソリンスタンドなど日本最北を謳う施設が多くあるのでぜひチェックしてみてください。

→稚内・宗谷岬観光の際は、稚内駅前を旅の拠点にしましょう。駅近で、稚内市内観光や宗谷岬・利尻島・礼文島など周辺の観光地へ向かう際の拠点としても最適です。

アクセス 【公共交通機関】JR稚内駅からバス(天北宗谷岬線)で約50分「宗谷岬」下車

【車】道央道士別剣淵ICから国道40・238号経由230km 約4時間

ノシャップ岬

ノシャップ岬は稚内駅から北に5kmの場所にある市内からほど近い岬です。漢字では野寒布岬と表記します。北海道本島では、宗谷岬に次ぐ最北から2番目の地となっています。両岬は車で約一時間の距離にあるため、併せて訪問しましょう。

ノシャップ岬からは利尻島に聳え立つ利尻富士の美しい景観が見られることで知られます。夕陽の名所としても名高く、紅く染まる利尻富士の壮観な光景は見逃せません。もちろん、礼文島や彼方にはサハリンも見渡すことができます。

岬には赤と白のストライプが美しい稚内灯台が立っています。高さは42.7mと北海道1位、全国でも2位の高さとなります。また、岬には宗谷海峡でイルカが目撃されたという逸話に基づき、イルカのモニュメント像が設置されています。

アクセス JR稚内駅前バスターミナルから宗谷バス市内線、または坂の下線で約10分、バス停:ノシャップ下車、徒歩約5分

稚内市立ノシャップ寒流水族館

ノシャップ岬にある稚内市立ノシャップ寒流水族館は日本最北の水族館です。約100種・1500体の海の生物が展示されています。

水族館一番のアイドルがゴマフアザラシです。水族館の入り口すぐのアザラシプールでは、一缶100円でアザラシへの餌やり体験ができるので、間近でご飯を食べる様子を観察しましょう。また、ペンギンプールではアザラシと並ぶ水族館の人気者・ペンギンと共にアザラシペンギンショーが行われています。

アザラシ・ペンギン以外にも寒流水族館には、北国ならではの生物が多数飼育されています。例えば、水量90トンの回遊水槽では、イトウやホッケ・カレイ・ソイなど他の水族館ではお目にかかれない北国の魚たちが展示されています。また、北の海のアイドル・クリオネの展示室もあります。ノシャップ岬訪問の際はぜひノシャップ岬寒流水族館をご訪問ください。

営業時間  [4/29-10/31]9:00-17:00(入館は16:40まで)、[11/1-3/31]10:00-16:00(入館は15:40まで)

料金 一般500円、小中学生100円、幼児無料

アクセス 【公共交通機関】JR稚内駅前バスターミナルから宗谷バス市内線、坂の下線などで約15分、バス停:ノシャップ下車、徒歩5分

【車】道央道士別剣淵ICから国道40号経由200km 約4時間

ホームページ

わっかりうむ ノシャップ寒流水族館
ノシャップ寒流水族館の公式ホームページ。ご利用案内、お知らせ・イベント情報など。

稚内港北防波堤ドーム

稚内港北防波堤ドームは1936年建設の半アーチ型の波堤ドームです。長さ427m、高さ13mのドームの中には70本の円柱が並べられており、旧ローマの建築物を思わせる独特の形状をしています。現在は、貴重な外観と歴史が評価され北海道遺産と土木遺産に登録されています。また、様々なCMやテレビドラマのロケ地になったことでも知られます。

元々防波堤ドームは、稚内と樺太を結ぶ鉄道連絡船と周辺の港の保護を目的に建設されました。当時は、現在の稚内駅から線路が波堤ドーム下の稚内桟橋駅まで延びており、船への乗換客をドームまで運んでいました。戦後すぐに桟橋駅は廃止されましたが、現在でもドームの役割は変わっておらず、防波堤として波や風から市民を守り続けています。

アクセス 稚内駅から徒歩で5分

稚内公園

稚内公園は47万平方メートルの広大な敷地を持つ公園です。

公園のシンボルが高さ8mの「氷雪の門」です。正式名称を樺太島民慰霊碑と言い、敗戦のあと故郷の樺太への帰還が叶わなかった樺太民の望郷の念と、樺太で亡くなった人々の霊を祀るために建設されました。その他にも、樺太犬供養塔や九人の乙女の碑など稚内に関連する碑が数多く点在しています。

稚内市の高台に位置する稚内公園は、稚内港や稚内市街、更には宗谷岬まで望むことができる景観の良さでも知られます。夜景も非常に美しく、2018年には日本夜景遺産に登録されました。なお、冬は稚内公園内の道路が通行止めとなるのでご注意ください。

料金 無料

アクセス 稚内駅から徒歩で30分、または 稚内駅から車で15分

ホームページ

稚内公園/稚内観光情報 最北のまち稚内

開基百年記念塔・稚内市北方記念館

開基百年記念塔・稚内市北方記念館は1978年に稚内市の市政100年を記念して建造された記念館です。記念館は稚内公園内の海抜170mの場所にあります。

開基百年記念塔は、一階と二階の北方記念館を基部にしてそびえ立ちます。地上約70m・海抜250mのガラス張りの記念塔からは、360度の大パノラマが広がり、利尻島・礼文島はもちろんサロベツ原野やサハリンを眺めます。夏場は稚内の夜景を見られるように夜9時まで開館しています。

北方記念館には、樺太が島であることを突き止めた間宮林蔵の功績・アイヌ民族と稚内の歴史・ロシアと日本の友好関係・北海道の自然と動物に関する展示などが行われています。なお、例年11月から4月末までは閉館するためご注意ください。

営業時間 【4月・5月・10月】午前9時~午後5時【6月~9月】   午前9時~午後9時

料金 400円(一般) 200円(小中学生)

アクセス 稚内駅から徒歩で30分、または 稚内駅から車で15分

ホームページ

稚内市北方記念館|稚内振興公社
最北の街、稚内の歩み・歴史・自然を学ぶ「稚内市北方記念館」 「稚内市北方記念館・開基百年記念塔」は、宗谷に戸長役場が置かれた明治12年(1879年)を稚内市の開基とし、

宗谷丘陵

宗谷丘陵は宗谷岬南方に広がる丘陵地帯です。約2万年前の氷河期に形成された標高20mから200mの連続した小高い丘で構成されています。明治時代までは鬱蒼とした森林でしたが、山火事により森が消滅し現在の草原のような光景に変化しました。

丘陵には約3kmに渡りホタテの白い貝殻が敷き詰められた「白い道」があり、草原の緑・青い空と海とのコントラストが美しいインスタ映えスポットとなっています

広大な土地を活かした牧場経営が行われており、のんびりと過ごす牛の姿を見れば都会の時間感覚を忘れてしまうでしょう。また、強風が吹き付ける気候を活かした日本最大規模のウィンドファームがあり、57基もの風力発電機が設置されています。

アクセス JR宗谷本線稚内駅より宗谷バス大岬行50分、宗谷岬より山方面へ徒歩10分

稚内副港市場

稚内副港市場は飲食店やお土産店、鮮魚店などが立ち並ぶ2007年オープンの観光商業施設です。

稚内副港市場で必ず味わいたいのが稚内の新鮮な鮮魚です。市場内には魚屋直営の海鮮丼専門店や、水揚げされたばかりの新鮮な活蟹を販売する鮮魚店があります。

鮮魚以外にも、カフェや北海道土産を購入できる店舗や樺太に関する約2000点の歴史資料が収容された「稚内市樺太記念館」、懐かしい昭和時代の稚内を再現した「稚内ノスタルジー」もあるので併せてご利用ください。更に、2022年秋ごろには約2年ぶりに日帰り温泉が再開される見込みで、一層活気が溢れることが期待されます。

食べる・見る・買う・学ぶとあらゆる体験ができる稚内副港市場をぜひご訪問ください。

北海道立宗谷ふれあい公園

北海道立宗谷ふれあい公園は稚内市内から約10kmの場所に位置する広さ65.3haの公園です。公園の直ぐ横には大沼と呼ばれる宗谷湾と繋がっている沼があります。

園内はスポーツゾーン・展望ゾーン・キャンプゾーン・谷間の冒険広場ゾーンなど6つのエリアに分かれています。スポーツゾーンではパークゴルフコースやサイクリングコースが設置されており、北海道の自然の中で運動が行えます。

谷間の冒険広場ゾーンでは、子どもたちが楽しめるフワフワドームやターザンロープが設置されています。また、展望ゾーンからは利尻富士・大沼・稚内空港が望めます。子供から大人まで全員が楽しめる公園のため、家族旅行の際はぜひご訪問ください

営業時間 8:00~21:00

アクセス 【公共交通機関】JR稚内駅前バスターミナル→宗谷バス大岬行き、または声問自動車学校行きで25分、バス停:ふれあい公園前下車、徒歩1分

【車】北海道稚内空港から国道238号経由5km10分

ホームページ

北海道立宗谷ふれあい公園
子どもから大人まで、一年中、家族みんなで楽しめる複合レジャー公園「北海道立宗谷ふれあい公園」

オロロンライン

オロロンラインとは小樽市から稚内市を結ぶ国道231・232号・道道106号を指す総称です。全長約380kmあり、全線に渡り日本海の海岸沿いを走ります。

特に天塩町から稚内市を結ぶ道道106号区間はおすすめのドライブコースで、雄大な日本海と利尻富士の絶景を脇目に見ながらサロベツ原野の中を真っ直ぐ突き進みます。どこまでも一直線の北海道らしい道には、風車以外には家や電柱などの人工物は殆どありません。

車でのドライブも良いですが、体力に自身のある方はオロロンラインの雰囲気をダイレクトに感じられるサイクリング・バイクでの旅をおすすめします。稚内市内にはレンタサイクル・レンタルバイク店があるので、ぜひ利用してツーリングに出かけましょう。

アクセス 小樽市から稚内市

利尻島

利尻島は稚内港からフェリーで約1時間40分の場所に位置する離島です。利尻富士町と利尻町の2つの町からなり、約5500人の人々が住んでいます。車であれば一周1時間30分の小さな島ですが、手つかずの大自然の魅力に溢れます。

利尻島のシンボルが日本百名山にも選ばれている標高1721mの利尻富士です。登山時の往復所要時間は10〜12時間かかりますが、山頂からは雄大な日本海と礼文島・北海道本島の絶景が望めます。道中には名水100選に選出されている甘露泉水があるので、登山時にはご利用ください。登山を行わない方は、姫沼やオタトマリ沼、富士野園地から利尻富士の雄大な景観を間近で眺めることができます。

利尻島には、利尻富士以外にもアザラシが見られる仙法志御崎公園や夕日の美しさで知られる夕日ヶ丘展望台など観光スポットは数多くあります。稚内観光の際はぜひ利尻島にも足を延ばしてください。

アクセス 稚内港からフェリーで約1時間40分

礼文島

礼文島は稚内から約60km、利尻島からは北に約10kmの場所に位置する人口約2300人の離島です。年間を通して冷涼な気候のため島には200種以上の高山植物が自生しており、「花の浮島」とも呼ばれます。島内の礼文町高山植物園では、5月初旬~9月にかけて礼文島固有種のレブンアツモリソウを始め、約50種の高山植物を間近で観察できます。

礼文島訪問時に必ず訪れたい観光名所が澄海岬と北のカナリアパークです。長年の波と風雪により形作られた海外線にある澄海岬は、礼文島一の美しさを誇る澄んだコバルトブルーの入り江が特徴です。また、島南部にある北のカナリアパークは、利尻富士の美しい姿が眺められることで知られます。映画「北のカナリアたち」の撮影現場となったスポットのため、映画ファンの方はぜひご訪問ください。

アクセス 稚内港からフェリーで約1時間50分

スコトン岬

スコトン岬は礼文島最北端にある岬です。漢字では須古頓岬と表記します。岬は日本海に向かい荒々しい岩場が突き出ており、まさに最北限の名にふさわしい荒涼とした光景が広がります。先端からは目を凝らせば大海原の先にサハリンが望めます。かつては日本最北端を名乗っていましたが、宗谷岬がスコトン岬より僅かに北に位置することが判明したため、現在は日本最北限を名乗っています。

岬の目の前にはトド島と呼ばれる小島が浮かんでおり、冬場にはトドが見られます。また、ゴマフアザラシも回遊しているため、運が良ければ目撃できるかもしれません。

岬周辺の最北限の売店では昆布ビールや昆布ソフトクリームが販売されているので、旅の思い出にぜひご賞味ください。

アクセス 香深港より北へ約30 km 。宗谷バスで約60分。終点スコトン下車。

オタトマリ沼

オタトマリ沼は利尻島の南東部に位置する島内最大の湖沼です。利尻富士のビュースポットと知られ、青く輝く沼越しに見える利尻富士の雄姿を眺めに多くの観光客が訪れます

沼の周りには約1kmの遊歩道が設けられており徒歩20〜30分で一周できます。アカエゾマツの原生林とオタトマリ沼に囲まれる遊歩道は大自然のマイナスイオンを存分に味わえるためおすすめです。また、7月頃にはヒオウギアヤメやエゾカンゾウが美しい花を咲かせ沼に彩りをもたらします。

すぐ近くには北海道の銘菓「白い恋人」のパッケージに採用された絶景が眺められる「白い恋人の丘」があります。オタトマリ沼を眼下に利尻富士が眺められ、背後には日本海の景色が広がります。利尻島一番の絶景を求めて、ぜひオタトマリ沼をご訪問ください。

アクセス 【公共交通】利尻島鴛泊港→宗谷バス鬼脇行きで35分、バス停:沼浦下車、徒歩すぐ

【車】鴛泊港フェリーターミナルから20km25分

サロベツ原野

サロベツ原野へ稚内市からオロロンライン沿いに車で約50分の場所にあります。豊かな自然環境や生態系が認められ、利尻礼文サロベツ国立公園の一部としてラムサール条約に登録されています。

サロベツ原野最大の見所は季節ごとに咲き誇る花々です。厳しい冬の寒さを乗り越えた4月下旬にはヒメシャクナゲやエゾノリュウキンカが花の季節の訪れを告げ、6月下旬頃にはエゾカンゾウの黄色い花が草原を彩ります。9月にはエゾリンドウが秋の訪れと花の季節の終わりを告げます。季節ごとの美しい花々越しには美しい利尻富士が望めるので、ぜひ写真に収めましょう。

サロベツ原野は鳥の楽園でもあります。秋にはコハクチョウやオオヒシクイなどの渡り鳥、冬にはオジロワシやオオワシなどが見られます。四季折々の魅力に詰まるサロベツ原野をぜひご訪問ください。

アクセス JR豊富駅からバスで15分、もしくはJR宗谷本線豊富駅より沿岸バス稚咲内行15分・サロベツ原生花園より徒歩すぐ

その他の観光名所

・観光名所

北門神社、ペシ岬展望台(利尻富士町)、沓形岬公園(利尻町)、町営温泉入浴施設 豊富温泉ふれあいセンター(豊富町)

・道の駅

道の駅 わっかない、道の駅 さるふつ公園(猿払村)、道の駅 てしお(天塩町)、道の駅 北オホーツクはまとんべつ(浜頓別町)

モデルコース

一泊二日

●1日目

・午前

稚内副港市場→海鮮グルメを味わう

・午後

ノシャップ岬訪問→稚内市立ノシャップ寒流水族館観光→稚内港北防波堤ドーム観光→天然温泉 天北の湯 ドーミーイン稚内宿泊

●2日目

・午前

宗谷岬訪問→宗谷丘陵観光

・午後

稚内公園散策→開基百年記念塔・稚内市北方記念館観光→(利尻島or礼文島へ移動→ホテル雲丹御殿or花れぶん宿泊)

二泊三日

利尻島・礼文島どちらかを選んで観光しましょう。

・利尻島コース

2泊目はホテル雲丹御殿宿泊→オタトマリ沼観光→仙法志御崎公園観光

・礼文島コース

2泊目は花れぶん宿泊→北のカナリアパーク観光→澄海岬訪問→スコトン岬訪問

稚内までのアクセス

関東から

関東から稚内に直接向かう場合は飛行機利用がおすすめです。稚内には日本最北端の空港である稚内空港があります。羽田空港発→稚内空港行きの直行便が1日1便運行されているので、この便を利用するのが稚内への最速の移動手段となります。羽田空港〜稚内空港間の所要時間は約1時間50分です。なお、空港からは稚内市内へ向かう専用バスが運行されています。

また、成田・羽田空港から札幌近郊の新千歳空港まで移動し、そこから稚内へ向かう移動方法もあります。札幌を併せて観光する方や稚内行き飛行機の時間が合わない方は、こちらのルートを選択しましょう。札幌から稚内への移動手段は以下にご説明しますのでご参照ください。

なお、稚内まで新幹線・特急列車で移動することもできますが、時間・費用などの観点からおすすめはしません。

関西から

伊丹空港や関西空港から稚内空港へ向かう直行便はありません。そのため、伊丹・関西空港から札幌近郊の新千歳空港まで移動し、そこから稚内へ向かう必要があります。札幌から稚内への移動手段は以下にご説明しますのでご参照ください。

札幌から

①列車

札幌駅〜稚内駅間を直通する特急「宗谷号」が1日一往復運行されています。また、旭川駅〜稚内駅を結ぶ特急「サロベツ号」が1日二往復運行されています。なお、サロベツ号は全て札幌駅〜旭川駅を結ぶ特急「ライラック号」に接続されています。札幌駅〜稚内駅の所要時間は約5時間10分です。

②バス

札幌市〜稚内市を結ぶ直通特急バス「わっかない号」が1日5便程度運行されています。所要時間は約5時間50分です。JRの特急列車より運賃を安く抑えられるので、リーズナブルに旅行したい方はバスを選びましょう。

お得な切符

稚内路線バス一日乗車券

稚内路線バス一日乗車券は、宗谷バスが発売するお得切符です。稚内市内線と稚内市内〜宗谷岬間を結ぶ天北宗谷岬線が乗り降り自由なフリー区間として設定されています。料金は大人3,000円・子供1,500円で、発売場所は稚内駅前ターミナルのみです。例えば、稚内駅〜宗谷岬間の往復運賃が2,840円、稚内駅〜ノシャップ岬間の往復運賃が440円なので、両岬をバスで移動する方は1日乗車券の購入をおすすめします。なお、例年冬は販売期間外となるのでご注意ください。

利尻島内1日乗車券・礼文島内 1日乗車券

利尻島・礼文島内 1日乗車券は利尻島と礼文島それぞれの島内を走る、宗谷バスの路線便が1日乗り放題となる乗車券です。料金はそれぞれ大人2,000円・子ども1,000円、発売場所は利尻島では宗谷バス利尻営業所・礼文島では宗谷バス礼文営業所となります。例えば、利尻島では様々な観光名所を巡りながら島を一周すると通常3,000円程度の運賃がかかるので、1日乗車券であればお得に旅ができます。なお、例年冬は販売期間外となるのでご注意ください。

その他の切符

その他にも、peachやANA、AIRDOなど特定の航空会社を利用して北海道の空港まで移動した人限定のお得切符も発売されています。

おすすめホテル・旅館

(稚内エリア)

・天然温泉 天北の湯 ドーミーイン稚内

(利尻島エリア)

・ホテル雲丹御殿

・ホテル利尻

(礼文島エリア)

・花れぶん

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